パンダ「宮司の代理です」 神社に現れた異色の存在に話を聞いてみた
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
「お刺身いけます!」 鯛の1枚に「面構えが違う」「採用決定」マーク(@makunouchi4mark)さんがXに投稿した1枚に、このような声が続々と寄せられています。写っていたのは、スーパーマーケットで見かけたという、1尾の鯛。鯛を見たマークさんは、思わずこうアテレコせずにはいられなかったようで…。
神奈川県で最古の神社といわれている『有鹿神社(あるかじんじゃ)』。
長く人々から親しまれてきた神社に、パンダの被り物をしたファンシーな宮司が現れ、ネット上で話題を呼んでいます。
きっかけは参拝者がTwitterに投稿した写真でした。
装束にパンダの被り物というギャップから「なぜパンダ?」「鹿じゃないのか」「可愛い」といったコメントが殺到。
宮司姿のパンダは『パンダ宮司代理』という名で、宮司が不在の時に出現するのだそう。パンダ宮司代理の誕生秘話を、中の人を務める禰宜(ねぎ)の小島実和子さんに話を聞きました。
※禰宜…神職の職称の1つ。宮司を補佐する立場。
勘違いから生まれたパンダ宮司代理
――パンダ宮司代理誕生のきっかけは。
もともとSNSを通じて有鹿神社の情報を発信していたのですが、その時に登場していたのが、こちらの『パンダ宮司代理(小さいほう)』なんです。
たまたまパンダ宮司代理(小さいほう)の写真を地元テレビ局から取材の依頼をいただいたのですが、パペット人形と気付いていなかったみたいで、打ち合わせの時に「小さっ!」と驚かれてしまったんです。
スタッフの反応を見た小島さんは、元々動物の耳のカチューシャなど、小道具類を持っていたということもあり、パンダの被り物を自作することを決意。
通販でパンダの被り物を買ったのですが、全然可愛くなくて。紙粘土を貼ったりして、改良しました。
製作過程は、小島さんがTwitterで紹介しています。自作とは思えないほど、素晴らしい出来栄えです。
地元テレビ局の勘違いがなかったら、大きいパンダ…もといパンダ宮司代理は誕生していなかったのです。
――なぜパンダなのか。
宮司を務める私の父がパンダに似ているからです。
神社の名前にも入っている『鹿』はまったく関係ありませんでした…!
しかし、有鹿神社の御朱印にはしっかり『鹿』が入っています。昨今の御朱印ブームの影響もあり、取材当日も、御朱印を求める参拝客の姿が。
――どんな時にパンダ宮司代理は登場するのか。
お宮参りの時とか、ご祈祷の時ですね。参拝にいらっしゃってくださった方々のリクエストにお応えする形です。
パンダ宮司代理が話題になったのは、夏の暑さも増し始めた7月の初めごろ。熱中症が心配になる時期ということもあり、暑さ対策についても聞いてみました。
ハイテクの波が神社にも…!