娘と『和風パーティ』をして「差別だ」と叩かれた母親 日本人がズバリ擁護!
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牛角『半額キャンペーン』に一部から批判 理解を示す声も多数2024年9月2日、人気焼き肉チェーン店『牛角』が、食べ放題の料金を女性限定で半額にするキャンペーンを開始。キャンペーンの内容が、SNS上で物議を醸しています。

飲食店に書かれた『ある注意書き』に賛否 「店の自由」「差別では?」2024年7月、都内にある飲食店が掲示した『注意書き』に、賛否が巻き起こっています。同月5日、同店はXに店の扉と思われる写真を投稿。そこには、入店する客に見えるよう、次のような言葉がつづられていました。「多様性とか寛容とかいろいろいわれている昨今ですが、嫌な思いをして働く気はないので、中国人、韓国人お断りします」。
2012年11月、アメリカ合衆国ユタ州に住む女の子は、誕生日パーティを開きました。
女の子のお母さんが考えたパーティのコンセプトは、『日本のお茶会』。日本のグッズを扱う店で急須や湯のみなどを用意し、『和』を再現しました。
そして、誕生日を迎えた娘にベッドシーツから作ったピンク色の着物を着せてあげると、『芸者メイク』として顔を白くしてあげたのです。
女の子や友人たちは、一風変わったパーティに大喜び!愛らしい折り紙に囲まれながら、仲よくお寿司を食べたといいます。
お母さんはこの出来事を、自身のブログに投稿しました。しかしこのパーティは、5年後に悲しい形でネットで注目を浴びるようになってしまいます。
白人の『和風誕生日パーティ』に「差別だ!」と批判
ある日、こういった主張と共に、ブログに掲載された写真がネットで注目され始めました。
「白人が日本人の真似をすることは、差別の助長につながる」
「これは文化の盗用だ!」
「子どもにこんな差別的な教育をするなんて、なんて親だ」
批判の声が上がった理由は『Cultural appropriation(文化の盗用)』。
アメリカなどの多民族国家では、自分が属さないマイノリティの真似を安易に行うことは「その文化を馬鹿にしている」と、受け取られることもあります。
日本で見られる『黒人役がドーランで身体を黒色に塗る』『コスプレ感覚でほかの民族衣装を着る』といったものも、差別にあたるのです。
とある日本人からコメントが寄せられる
そんな中、とある日本人からコメントが寄せられます。
そこには、日本人という立場から見た気持ちがつづられていました。
確かに、お母さんのブログを読む限り、軽い気持ちで日本の文化の真似をしたわけではないと伝わってきます。そして、多くの日本人は『日本文化の真似をされる』ことに対して否定的ではありません。
しかし、それはあくまでも日本人の考えかたであり、多民族国家ではとてもデリケートな問題です。
『盗用』と『共有』の違いは人によって異なりますが、その文化を深く知り、尊重することで『共有』になるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]