「まずい」と給食を大量に食べ残す生徒 たけしの持論に賛否両論
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2017年に話題を呼んだ、神奈川県の一部の中学校で給食が大量に食べ残されている問題。
問題の中学校では、以前から生徒の間で「冷めていておいしくない」「味が薄い」といった味に対する不満が出ていたそうです。
2017年9月23日に放送された『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)では、この問題を特集。番組MCを務めるビートたけしさんが、厳しい言葉で持論を展開しました。
給食業者側の工夫
番組内では、現代の給食事情をメインに、さまざまな給食センターを取材。
学校給食では『安全』が重要視されているため、取材に入った給食センターでも徹底した衛生管理がなされていました。
※写真はイメージ
ほかにも、『食育』に力をいれる地域の給食を紹介。富山県では1人1杯のズワイガニ、熊本県ではステーキを使うなど、給食は地元の食材を学ぶ場でもあるようです。
脱脂粉乳やコッペパンなどが主だった昔の給食に比べ、大きく変わった現代の給食事情。たけしさんは次のようにコメントしています。
生徒達がおいしさを求めるのも理解できます。しかし、まずいからという理由だけで食べ残す行為は決して褒められたものではありません。
食べ物を大切に扱わない生徒たちの姿勢に、たけしさんは苦言を呈したのでしょう。
ネット上では、たけしさんの意見に賛成する声が多く寄せられていますが、同じくらい批判的な声も上がっています。
■否定派
■賛成派
番組内では、「まずい」という面にフォーカスがあてられていたものの、問題となっている中学校では、異物混入の報告が80件以上も寄せられるなど、給食への不信感も関係しているといわれています。
しかし、報告されている内、工場内で混入したと分かったのは15件、残りは原因や混入経路が分かっていません。
異物混入を受け、学校側は、給食の製造業者に混入防止の対策を徹底させるほか、家庭の弁当持参を当面認めるなどの対処を行なっています。
学校側と生徒のさまざな思いが複雑に絡み合っている今回の一件。「食べ残す」という行為に限定すれば、たけしさんのように批判的な意見が出てしまうのも分かります。
しかし、本当の問題とは一体何か…。本来の給食の意義を改めて考え直す必要があるのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]