「子どもの声は騒音か」に対するドイツ国民の声 寛容さに溢れていた
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近年、保育施設や公園で、子どもの声をめぐり、近隣の住民とトラブルになる例が相次いでいます。その度に、議題となるのが「子どもの声は騒音か」というもの。
これに関し、世間の意見は真っ二つ。お互いの主な意見は以下の通りです。
【騒音ではない派】
・子どもがうるさいのは当たり前。
・自分たちだって、子どものころはよく騒いでいた。
・場所をわきまえていれば、騒がしくてもいいのでは。
【騒音だと思う派】
・静かな環境を害している。
・限度を教えるのも大人の役割。
・生活に支障をきたすレベルなら、それは『騒音』。
子どもがうるさいのは、いつの時代も当たり前のこと。私たち自身も、過去には多少なりとも騒いで、誰かに迷惑をかけてきたはずです。
だからこそ、子どもの声に対して寛容でいたいとは思うものの、生活に影響が及ぶレベルで悩んでいる人がいるというのも事実です。
答えは出ないのか…
2017年10月6日に放送した『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)では、「子どもの声は騒音か」を特集。
日本と同様の問題を抱えていたドイツの『解決策』が紹介されました。
保育園の建設中止を求める訴訟
1990年代以降、ドイツでは「子どもの声がうるさい」という理由から、保育園の建設中止を求める訴訟が後を絶ちませんでした。
ドイツ連邦議会では、相次ぐ訴訟に対して、2011年5月に子どもの声を騒音対象外にすると法改正。保育施設や公園での子どもの声は、騒音ではないとし、環境騒音から除外したのです。
法案の改正を受け、地域住民は保育園の建設を阻止することができなくなったものの、保育園側も音が外に漏れないよう、対処はしているといいます。
また、番組内では、子どもの声に関するドイツ人の意見も紹介。
もちろん、ドイツ国民の中には、法改正後も子どもの声を騒音と感じている人はいることでしょう。日本でも、子どもの声を不快に感じる人もいます。
また、子どもの年齢にもよりますが、場所が変われば、子どもの大声を親が注意することも必要です。
とても複雑な、子どもの声に関する問題。ドイツのように法律で解決するのも1つの方法ですが、日本でも、大人たちの意識を変えることが必要なのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]