「他人事ではない」 33歳で子宮頸がんを診断された母親の告白が、胸を打つ
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岡田さんは、自分ががんであることを周囲に報告する際に、さまざまな反応を受けたのだそうです。
その中で、1番つらかったことは「過剰反応をされること」でした。
周囲から深刻な反応をされると、さらに恐怖心は増長されてしまうもの。
周囲の反応が軽ければ軽いほど、「大したことではないのかもしれない」と思えて、気持ちが救われたそうです。
岡田さんの気持ちを明るくしてくれたのは、あるママ友との会話でした。
ママ友は、岡田さんの告白を受け、次のような提案をします。
2人は、がんに対する恐怖心をやわらげるため、あえて『ぴろっち』というあだ名を作り、呼ぶことにしたのです。
ママ友は、がんを克服した知人の例を挙げ、身体よりも心のケアが大切だと、岡田さんを励ましました。
読者を元気づける闘病エッセイ
がんの発見から入院、そして退院までの様子を、明るいタッチで描く『さよならしきゅう』。
岡田さんを支える家族や友人、病院の人たちとの交流は、時に涙を誘い、時に心を温かくします。
「元気がわいてくるような、闘病記を描きたい」という作者の思いがこめられた本書。興味のわいた人は、手に取ってみてはいかがですか。
講談社 岡田有希 著
『さよならしきゅう』
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[文・構成/grape編集部]
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