羽生善治が永世七冠を達成 ひふみん、藤井四段もお祝いの言葉
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古将棋の最前線に『犬』の駒 その隣は…? 「なぜそこにいる」「めっちゃ大役」にいがたさくらさんがXで紹介した、圧倒的なスケールの『大局将棋』。その最前線にポツンと置かれた駒は、なんと『犬』。プロの対局でも3日以上かかるという古将棋を紹介します。

羽生善治が表彰式で『1人2役』 コントのような事態に「さすが」「セルフ授与は笑う」2023年に創設された、満50歳以上の現役棋士が『達人』の称号をかけて戦う『第1回達人戦立川立飛杯』の決勝が、同年11月25日に東京都内で行われました。先手の羽生善治九段が丸山忠久九段に139手で勝利し、初代達人になったことで、1人2役のセルフ授与式が発生してしまいます。
将棋の羽生善治棋聖(きせい)が、2017年12月5日に、前人未到の『永世七冠』を達成したことが分かり、将棋界はもちろん、各方面から驚きと祝福のコメントが寄せられています。
永世七冠とは
鹿児島県指宿(いぶすき)市で行われた将棋の第30期竜王戦七番勝負の第5局で、挑戦者として渡辺明竜王を破った羽生善治棋聖。
対戦成績4勝1敗で15期ぶりに竜王位を奪取し、通算7期目となる竜王位獲得となることから『永世竜王』の資格も獲得しました。
羽生新竜王は、1995〜2008年にかけて、名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖の6つのタイトル戦で、永世称号を獲得。今回、『永世竜王』を獲得したことにより、史上初の『永世7冠』を達成したことになります。
永世称号とは、いわば殿堂入りのようなもので、ある一定回数以上、タイトルを獲得した棋士にしか与えられません。
1つでも永世称号を得るのが難しい中、永世称号制度のある7タイトルをすべて手にすることは、途方もない偉業といえます。
お祝いのコメントが続々
将棋界に金字塔を打ち立てた羽生新竜王を、ひふみんこと、加藤一二三九段も祝福。自身のTwitterに、羽生新竜王に向けたお祝いのコメントを載せています。
また、藤井四段も『公益社団法人 日本将棋連盟』を通して、羽生新竜王の偉業についてコメントを発表。
自身の持つ通算タイトル獲得記録を99期とし、100期の大台を目前に控え、記録更新も期待されている羽生新竜王。
永世7冠の達成の次は、どんな伝説を作り上げるのか…いまから期待せずにはいられません。
羽生新竜王、本当におめでとうございます!
[文・構成/grape編集部]