車いすの男性に「お金を貸して」といわれた女性 承諾すると、信じられない展開に
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

スリッパがない時どうする? 消防士のやり方に「勉強になった」「やってみます」2025年3月16日、兵庫県尼崎市にある尼崎市消防局(以下、消防局)は、Instagramアカウントで災害時に役立つ簡易スリッパの作り方を、紹介しました。
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車いすの男性の言動を不審に思った投稿者さんは、警察に相談することに。警察から告げられたのは「それは詐欺です」という言葉でした。
「トイレへ一緒に入ることや、お金を渡すのはとても危険な行為です。それは、行き過ぎた善意ですよ。
おかしいと思った時点で、110番をしてください。『こんなに小さなことで…』なんて、考えなくても大丈夫です。それは警察が判断しますから」
警察によると、今回の場合は最初に「お金を貸してくれ」といわれた時点で110番をしてもよかったといいます。
善意を利用した詐欺があることを知り、投稿者さんは大きなショックを受けました。
また、投稿者さんが調べたところ、新宿駅近辺で似たような被害が多数見られるのだとか。今回の男性は、常習犯の可能性もあると踏んでいます。
善意を利用されないために
「車いすだから」「困っていそうだったから」「ヘルプマークがついていたから」…そういった理由で、投稿者さんは男性の頼みを断ることができませんでした。
自分の行動を省みて、「私はバカだ」と自責の念にかられたという投稿者さん。
あの時はひたすら「断ったら傷付けてしまうかも」「助けてあげないと」という気持ちでいっぱいだったそうです。
今回の件を受け、このように多くの人に注意を呼びかけました。
もし、本当に男性が障害を持っていたとしても、介護の知識がない私が介助するのは、危険な行為です。
本来なら、店員や駅員、警察に頼むところを、すれ違っただけの私に助けを求める時点で違和感を覚えるべきでした。
今回は5000円を渡してしまいましたが、私の身体に何も危害が及ばなかったのは本当に幸運なことだと思います。
もし、これを読んでいる人が似たような状況に遭ったら、自分で「どうにかしてあげよう」とは考えず、すぐに110番をしてください。
困っている人を助けたいと思う善意は、本当に素晴らしいものです。
ですが、残念なことにそういった善意を利用しようとする、悪意にまみれた人も存在します。人を傷つけないようにした結果、自分が傷ついてしまう可能性もあるのです。
「人を疑うなんて失礼だし…」という気持ちは分かります。
ですが、そういった場合は万が一のことを考え、周囲の人に声をかけたり、警察に電話をしたりするようにしましょう。
※掲載の許可は頂いておりますが、投稿者様の希望で匿名にしております。
[文・構成/grape編集部]