「そのドレス、いいね!」 1通の間違いメールが1人の少年の人生を変えた
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出典:@bbymandi

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。

家主「洗濯物にセミが飛んできた」 羽を広げていたのは?「ドキッとした」「泣いちゃう」「洗濯物にセミが飛んできた」というコメントを添えて、Xに2枚の写真を公開したのは、@mekireopa2525さん。 ある日、干してある洗濯物に、『セミ』が飛んできたそうです。
「ねえ、このドレスどう思う?」
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もし、見知らぬ女性からこんな間違いメールが届いたらどうしますか。
多くの人は、間違いメールであることを伝えるか、無視するのではないでしょうか。
シドさんという女性はイブニングドレスの試着中に、友人にドレス姿の自分の写真を送ってアドバイスを求めました。
ところがそのメールを受けとったのは友人ではなく見知らぬ男性、トニーさん。明らかに間違いメールであることに気付いたトニーさんは、シドさんにこんな返信を送ります。
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たぶん、このメッセージは別の誰かに宛てたものだと思います。私の妻は外出中なので、意見をもらうことができません。
でも私の子どもたちと私は、そのドレスを着たあなたはとても美しいと思っていますよ!絶対にそのドレスにしたほうがいいです!
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見知らぬ男性と子どもたちは、女性のドレスを絶賛
親切なトニーさんは子どもたちの写真と共に、シドさんにドレスの感想を送ります。
この心温まるやりとりを、シドさんの友人であるマンディさんがTwitterに投稿。するとたちまち多くの人の注目を集めることになったのです。
偶然そのことを知ったトニーさんは、マンディさんにお礼のメッセージを送りました。
最後は白血病と闘う、カイズラーくんの笑顔の写真が。彼もドレスに「いいね!」といってくれたのでしょう。
実は話はこれだけでは終わりません。このTwitter投稿をきっかけに、カイズラーくんの治療費の寄付を募る寄付金サイトの存在が広まります。トニーさん親子を助けようと、多くの人たちが続々と寄付をし始めたのです!
トニーさんはこの出来事に驚きながらも、寄付をしてくれた人たちに心から感謝をしているということです。
1人の女性の間違いメールから始まった親切の連鎖は、病気と闘う少年にたくさんの励ましと大きな希望をもたらしました。
[文・構成/grape編集部]