春先になると出回るタケノコ。「旬の味は楽しみたいけど、あく抜きがちょっと面倒」と感じたことはありませんか? 手間がかかるイメージのあるタケノコのあく抜きも、手順を覚えてしまえば意外と簡単! 今回は【基本のあく抜き】から【簡単なあく抜き方法】と【タケノコを使ったレシピ】をご紹介します。

タケノコのあく抜きを簡単にする方法は

まずは、「基本のあく抜き方法」をご紹介。
そして、タケノコのあく抜きを簡単にする方法を3つご紹介します。

1, 重曹、お米のとぎ汁など身近なものを使う方法

2, 圧力鍋を使って時短する方法

3, 大根おろしを使って時短する方法

更に、あく抜きのポイントやタケノコの保存方法について。また、タケノコを使ったいろいろなレシピもご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。

意外に簡単! タケノコの基本のあく抜き方法

タケノコは掘ってから時間の経過とともにあくが強くなるそうです。購入したら早めに下茹で等して、あくを抜きをしましょう。

タケノコの基本のあく抜き方法

1, 皮つきのまま先端の部分※を斜めに3センチほど切り落とし、身に傷をつけないよう皮に縦1本切り込みを入れます。

2, 大きめの鍋にタケノコ、生ぬか、赤唐辛子1本を入れ、十分かぶる位の水を注ぎます。

3, 落としぶたをして火にかけます。沸騰するまで強火→その後中火から弱火でコトコト茹でます(約40分～1時間)。

4, 竹串を刺してスッと通るようになったら、火を止めてそのまま冷まします。
　 できれば、そのあと1時間放置します。

5, 完全に冷めたら、切り込みから皮をむきます。

（※先端を切り落とすのは、この部分に最もあくが多いため）

【タケノコの簡単あく抜き法】重曹、お米のとぎ汁、生米で

上記の通り基本のあく抜きは、「ぬか」と水で下茹でするという方法です。スーパーなどでもタケノコとセットで販売されていたりますね。この「ぬか」があく抜きのハードルを上げている! という方も多いのでは? でも、「ぬか」がなくてもあく抜きは簡単にできるんです。

タケノコのあく抜きに使えるもの

・重曹（食用）【水約1リットルに小さじ1/2程度】
・お米のとぎ汁
・生米（タケノコ500gぐらいに対してお米大さじ3杯ぐらい）

上記の3つのうちのいずれか、手に入りやすいものを使用すればOKです。米や重曹は常備しているご家庭も多いですよね。

【タケノコの簡単あく抜き法】「圧力鍋」なら大幅な時短に

圧力鍋をお持ちの方は圧力鍋を利用してみましょう。短時間であく抜きができるそうです。

1, 生米（分量は上記参照）とよく洗った皮付きのタケノコを圧力鍋に入れ、加熱します。

2, 圧力がかかり始めてから中火で約8分程度加熱します。

3, その後、自然減圧するのを待ち、自然に冷まします。

とっても簡単ですね。しかもタケノコの旨味や風味を損なわず、えぐみを取り除くことができるそうです。圧力鍋をお持ちの方はぜひお試しくださいね。

【タケノコの簡単あく抜き法】鮮度が良ければ大根おろしで!?

次は、大根おろしを利用した方法をご紹介します。この方法なら長時間茹でる必要がないため、旨味と風味が逃げにくいのだとか。

1, 大根をおろします。大根はよく洗えば皮付きのまますりおろしてもOKです。普通の太さのものを1/3程度おろします。

2, 大根おろしをさらしなどで絞り、大根おろしの汁を抽出します。

3, おろし汁を同量の水で希釈し塩小さじ1弱程度を加えます。

4, 表面の皮をむいて、先端を切り落としたタケノコを3に浸け、そのまま1〜2時間放置します。

鮮度の良いタケノコならこれだけでも多少あくが抜けるそう。さらにしっかりあく抜きをする場合は、そのまま1〜2分茹でるといいそうです。

タケノコのあく抜き、ポイントは? その後の保存は?

あく抜きのポイント

タケノコは新鮮なうちにあく抜きをするのが良いとされています。購入したり、いただいた時は、なるべく早めにあく抜きに取り掛かりましょう。

あく抜きしたタケノコの保存は?

あく抜きしたタケノコをすぐに使わない場合は、水に入れて冷蔵庫で保存します。毎日水を取り替えれば1週間ほど保存できるそうです。

おわりに

いかがでしたか? タケノコを手に入れたら早めにあく抜きして、独特の触感、そして香りが楽しい春の味覚を楽しんでくださいね。