「なんだこの感情」 ひと言では片付けられない、ゲイの初恋
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
- 出典
- @omoti194
自身の実録漫画をTwitter上に投稿している、もちぎ(@omoti194)さん。
過去に投稿された漫画『拝啓 母ちゃん、ゲイに生まれてごめんなさい。』は大きな反響を呼び、同じ性的マイノリティの人や親との関係性に悩む人たちから多くのコメントが寄せられました。
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物心ついた時からゲイである自身の性的指向を自覚し、そのことに対して「悩んだり後悔したりすることはあまりなかった」と、もちぎさんは昔を振り返ります。
それどころか「どんなイイ男を捕まえてやるか楽しみで仕方がなかった」と思っていたほどでした。
そんなもちぎさんですが、いまだに思い出しては心が苦しくなる『初恋』を経験していました。
「なんだこの感情」
相手が既婚者で、先生と生徒以上の関係に発展しないことは、もちぎさん自身理解していたはずです。
それでも、なぜ「裏切られた」と感じたのか…そこには特別な思いがあったことを、もちぎさんは明かしてくれました。
「知っていた事実と、いざ目の当たりにした事実を見ると、とんでもない絶望感があり、まるで違う世界の人間のように感じられました。いままで慕ってきた身近な存在からかけ離れて、裏切られた気分になったということですね」
漫画に対して読者からは「仮に相手もゲイで、ほかの男性と付き合っていた場合だったら、諦めがつくもなのでしょうか」という質問も寄せられていました。
それに対して、もちぎさんはこう答えます。
「仮に相手がゲイなら『もしかしたらチャンスがあるかも』と希望を抱いたり、タイプや出会いの順番があるから諦めたりできたかもしれません。しかし、そもそも絶対に恋愛に発展しない存在だと、そういう発想にならなかったですね」
また、「当時の感情は消化したつもりでもありますが、いまでも苦しくなったりしますね」とも続けます。
最後に、もちぎさんは漫画を公開した理由をこのように語ってくれました。
「失恋は誰にでもあるし、どうしても届かない部分はあると思います。今回はそこにセクシュアリティが重なって、かなわないものがあることを伝えたく公開しました」
生きていれば、多くの人が『失恋』を経験することでしょう。しかし、もちぎさんの経験談は『失恋』のひと言では片付けられないほど、複雑な思いが込められていました。
[文・構成/grape編集部]