介護士が涙した感謝の言葉 入居者の家族が、お葬式で?
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認知症を抱える高齢者が、専門スタッフのケアを受けながら暮らす施設『グループホーム』。高齢者の数が増加している日本社会において、需要が高まっている施設です。
そうしたグループホームの管理者として働く、ゆうなぎ林(@ygT5qX2IPLtioyF)さんの投稿をご紹介します。
介護士が守ってくれたもの
投稿者さんが管理するグループホームに入居していた女性が亡くなった時のことです。
お葬式の後、亡くなった女性の息子さんが、お世話になった介護士さんへ感謝を伝えてきたといいます。
その際、介護士という職業に対する息子さんの思いを聞いた投稿者さんは、思わず涙してしまったのでした。
「みなさんは、母の生活を見てくれただけでなく、僕たちの生活も守ってくれました。そういう大事な仕事だと伝えてほしい」
介護士の重要性
生きていれば、老いるのは当たり前のこと。歳をとるにつれて身体は衰え、病気にもかかりやすくなるでしょう。
そして、1人での生活が困難になった時は、身の回りの世話をし、生活を支えてくれる人が必要となります。
しかし、家族で協力して高齢者の介護をする場合、自身の生活と介護の両立が難しかったり、慣れない介護に精神的に疲れてしまったりと、頭を悩ませる人は少なくありません。
介護現場で働く投稿者さん自身「どうして介護の仕事をしてしまったのだろう」と思うこともあるといいます。
だからこそ、息子さんからの感謝の言葉が心に沁みたと語る投稿者さん。
投稿に対し、過去に介護を経験した人や、現在介護現場で働いている人などから、多くのコメントが寄せられました。
・亡くなった母を、生前自宅で介護することは不可能でした。入院を選んだことで、私もまともな生活を送ることができ、親子の記憶もよいままで、母の最期を見送れました。
・涙が出ました。介護の仕事をしていてよかったと思える瞬間えすね。
・自分も、身内が入所した施設に救われている1人です。いつもありがとうございます。
両親や兄弟姉妹、もしかしたら自分自身が介護を受ける立場になる…その可能性は、誰にでもあります。
「人生100年時代」といわれる現代、今後の社会のありかたや介護という職業の重要性について考えさせられます。
[文・構成/grape編集部]