『前妻の息子』を受け入れた後妻 離婚の時、父親が責任をもって連れて行こうとすると
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- 出典
- hiro.00316
家族には、さまざまな形があります。エッセイ漫画を描いている、ひろ(hiro.00316)さんは、波乱万丈だった自身の家族について描きました。
ひろさんは3人兄妹の末っ子。母親の『糸母ちゃん』がシングルマザーとして、貧しいながらも女手1つで育て上げてくれたそうです。
そんなひろさん一家には、兄妹がバラバラになる危機が何度かありました。
『家族のはなし』
かつては、跡継ぎにするため親族の子どもを養子にするのは珍しいことではありませんでした。
ですが、柱の陰からコッソリと大人たちのやり取りを見ていたひろさんは、「ひろの兄ちゃんなのに人にあげるわけないやん」と驚いたそうです。
伯父さんが、長男に白羽の矢を立てたのには「ほかの子より、養子にもらえる確率が高いかもしれない」という算段があったからでしょう。
長男が選ばれたのには、当時ひろさんも知らなかった『家族の血のつながり』が関係していました。
前妻の願いを聞いて、父親は長男を家に連れ帰ってきました。
前妻が別の男性と再婚をするために仕方なく手放したとはいえ、長男が環境の変化に戸惑うのは当たり前のことです。
もしかしたら、完全には理解していなくとも「いらない子」あつかいされたことに傷付いていたかもしれません。
そんな長男の心を、ひろさんの母親はゆっくりと時間をかけて開いていったのです。
しかし、長男が新しい環境になじんだころ、また別れの時がやってきます。
ひろさんの母親が離婚