北欧で見た子連れの父親たち 交わす会話に、ハッとさせられた理由
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「多分、5歳と勘違いしてる」 実家の光景に「父親が用意してるの想像したら、かわいい」2025年9月現在、Xでは「親や親戚がいつまでも子供扱いしてくる」というエピソードを投稿することが、ブームになっています。同月、声優の𠮷田早南(@sarnaaan23)さんも、自身が親から「子供扱いされた」エピソードを公開し、注目を集めました。

子育て中の衝撃! 抱きついた子供の『かなシミ』、服にくっきり顔が…@EFDollkoko23さんは、「これが親になると稀に経験できる、『かなシミ』」と、ユーモアたっぷりなコメントを添えて、Xに写真を投稿。 写っていたものが、「子育てあるある!」として共感を呼びました。
「子育ては母親が主となってするもの」という考えが根強い日本。子どもを連れて歩く母親の姿を目にする機会は多いものです。
海外のある地域では、日本とは違う光景が繰り広げられているといいます。
子連れで出かけるのは、ほとんどが『父親』な北欧
北欧で暮らしていた経験を持つ、デザイナーのNinaさん。自身のブログで、日本とは正反対な北欧の子育て事情を明かしました。
子連れの父親の姿を見かけることが多いという、北欧のある地域。
父親が子どもを連れて外出している間、母親は友人と会ったりショッピングに行ったり、自由な時間を過ごしているといいます。
Ninaさんいわく、北欧では「むしろ父親のほうが子育てに積極的」なのだそうです。父親同士が子育てに便利なグッズを紹介し合うなど、育児に関する話題で盛り上がっている光景が、当然のように繰り広げられています。
子どもを連れた父親たちが、みんなでホームパーティーをする様子がこちら。
ホームパーティーでは、子どもたちは子ども同士で集まり、ほかの部屋で遊びます。その際、子どもたちの世話は父親たちが交代で見るのです。
その場に参加していたNinaさんが、父親たちの会話に耳を傾けると…。父親たちは、次のように子どもたちの将来について話をしていました。
父親たちがホームパーティーで熱心に話していたのは、固定観念にとらわれず、自分たちが変わっていくことの大切さでした。
幅広い視野と柔軟な発想、そして我が子への深い愛情を持つ父親たちの意見に、考えさせられますね。
日本でも、少しずつ「親が一丸となって子育てをする社会を作っていこう」とする動きはありますが、まだまだ「母親が育児をするもの」という意識が根強いのが現状。
国の制度や取りまく環境などにも違いはあるため難しい点もありますが、北欧の人々の姿勢は、これからの社会を担う子どもたちのために、「どんな風に日本の社会全体が変わっていくべきか」を考えるヒントになりそうです。
[文・構成/grape編集部]