姉の「かわいそう」と妹の「できるよ」 介護漫画が伝える声かけの違い
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保育園の帰り道、母が何度も聞いてくれた話 大人になって気づいた意味胸を打つ、母親とのエピソード。親子の愛情が感じられます。

高校生の頃、父親が『認知症』に その後の23年間に「泣いた」「考えさせられる」父親が『若年性アルツハイマー』に…その後、変わってしまった父親と家族の苦悩に考えさせられます。
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保育園の帰り道、母が何度も聞いてくれた話 大人になって気づいた意味胸を打つ、母親とのエピソード。親子の愛情が感じられます。

高校生の頃、父親が『認知症』に その後の23年間に「泣いた」「考えさせられる」父親が『若年性アルツハイマー』に…その後、変わってしまった父親と家族の苦悩に考えさせられます。
ホームヘルパーとしての実体験を元に、介護にまつわる実録漫画を描いている、ゆるゆらりさん。
父親の介護に関する『気付き』を漫画で描いたところ、多くの読者から共感の声が上がりました。
『親の介護になくてはならないもの』
介護施設で生活している、ゆるゆらりさんの父親は、週に1回の外泊で自宅に帰っています。
父親が自宅に帰ってくる際には、母親と共にゆるゆらりさんが介護をしているのだそうです。
ホームヘルパーとして日々多くの利用者と向き合うゆるゆらりさんにとって、父親の介護は仕事とは異なる難しさがあるといいます。家族だからこそ感じる距離の近さと、プロとしての視点が交差する場面が、この漫画には凝縮されています。
ゆるゆらりさんの代わりに、彼女の姉が介護を手伝った際のこと。体調を崩し、ベッドから起き上がれなくなった父親を見た姉は…。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
姉の「かわいそう」と、妹の「できるよ」
父親を心配するあまり、姉は「かわいそうに」「しんどいよな」という声かけを繰り返します。
弱った父親の姿を目の当たりにすれば、そう声をかけてしまうのは自然な反応でしょう。かつて家族を支えてきた父親が、ベッドから起き上がれない姿は、子どもにとって容易には受け入れがたいものです。
途中からやってきたゆるゆらりさんは、父親に対し、姉とは真逆の声かけをしてみることに。すると…。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
出典:ヘルパーおかん。アラフィフ専業主婦からのハローワーク。
「ポジティブな言葉を聞くと前向きになれるはず」という考えの元、父親を奮い立たせるような声かけをした、ゆるゆらりさん。
ゆるゆらりさんの言葉に意欲がわいてきたのか、父親は自分の力で立ち上がり、元気を取り戻したといいます。
同情ではなく「あなたはできる」という信頼の言葉が、父親の残っている力を引き出したのかもしれません。ヘルパーとして培ってきた経験が、家族への接し方にも自然と生きていたようです。
「父ちゃんはうちらのヒーローやん」
父親の変わり果てた姿にショックを受ける姉の気持ちを理解したうえで、ゆるゆらりさんは「尊敬の気持ちを忘れずに接することの大切さ」をつづりました。
姉を責めるのではなく、「父ちゃんはかわいそうちゃうで」と静かに伝えるゆるゆらりさんの言葉には、姉への理解と父親への敬意が同時に込められています。
エピソードに対し、読者からはさまざまなコメントが寄せられています。
・ゆるゆらりさんとお姉さんの気持ちは、どちらも痛いほど分かります。
・年老いていく親との関わりかたに悩んでいたので、読んで心が軽くなりました。
・涙が出ました。相手に寄り添うには、同情するだけじゃダメだと気付かされます。
「どちらの気持ちも分かる」というコメントが多く寄せられているのは、親の介護という場面が、多くの人にとって他人事ではないからでしょう。
元気だったころの姿を知っているからこそ、子どもとしては変わっていく親の様子に心を痛め、「どう接したらいいのか」と葛藤することもあるでしょう。
相手を認め、愛情をもって接することの大切さに気付かされますね。
[文・構成/grape編集部]