「お前!こっちに来い」アラブ兵士に声をかけられた日本人 続く展開に、心震える
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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中東で暮らしている、歌人の千種創一(@chigusasoichi)さん。
ある夜、教会のそばに浮かぶ月を撮影していると、アラブの兵士から次のように声をかけられました。
「おい、お前。お前だ、ここに来い」
中東は内戦をしている国もあり、日本とは情勢が大きく異なります。中東では教会やモスクがテロの対象となりやすいため、そばで銃を持ち、警備にあたる兵士が多いのだそうです。
兵士の言葉に「拘束されるかもしれない」という考えが脳裏をよぎった千種さん。しかし、兵士が続けた言葉は、予想外なものでした。
「ここのほうがキレイに撮れるぞ、月」
兵士はそういい、より月がよく見える場所を教えてくれたのです。その後、兵士と千種さんは、2人で一緒に夜空を見上げて写真を撮ったといいます。
「月の美しさは、国境や民族という垣根をやすやすと越えるからずるい」と千種さんは語ります。
ネット上では、一連の出来事についてさまざまなコメントが寄せられました。
・感動した。なんて優しい世界なんだろう。
・なんて粋な兵士。素敵なやり取りにグッときた。
・世界中の人が1つの月を見て、同じように美しさを感じることが素晴らしい。
美しいものを「素敵だな」と感じる思いに、人種の壁はありません。
千種さんにとって、夜空に浮かぶ美しい月はもちろん、1人の兵士が見せた優しさは、忘れられない思い出になったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]