銃乱射事件のあった高校の卒業アルバムに載っている14匹の犬 理由に心温まる
公開: 更新:


夜の散歩で映えた“ピカピカ首輪”をつけた犬 その表情に癒やしが止まらない柴犬のそらまめくんと暮らす、飼い主(@soramame_inu)さんは、愛犬と公園を散歩していた時の様子をXに投稿しました。 周囲が暗かったため、愛犬の表情を見るために、飼い主さんがカメラの明度を上げて撮影すると…。

「ごはんはまだですか?」無表情で訴える柴犬 その顔が『プレゼンを聞く上司』にそっくりと話題柴犬のジャンヌちゃんが浮かべた、部下のプレゼンテーションに耳を傾ける上司のような表情が、Xで大きな反響を呼びました。飼い主(@shibainu_Jeanne)さんの投稿を紹介します。
2018年2月14日、アメリカ・フロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が発生し、17人の尊い命が失われました。
その痛ましい事件から約1年後、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の卒業アルバムに14匹の犬の写真が掲載されました。
事件の後、授業を再開した学校では生徒たちの心のケアが必要でした。そこで校長のタイ・トンプソンさんは、セラピードッグを学校に迎えることにします。
この14匹の犬たちは、傷ついた生徒たちの心を癒し続けた『セラピードッグ』なのです。
事件により多くの生徒たちはクラスメートを失いました。中には恐ろしい状況から命からがら助かった生徒もいます。
この出来事が生徒たちの心に与えたショックは、想像を超えるものだったはずです。
そんな彼らを毎日学校で癒し続けたのが14匹のセラピードッグたち。
そこで犬たちの功績を称えて、卒業アルバムに特別に彼らのページが作られることになったのです。
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の卒業アルバムの公式Twitterには、お行儀よくアルバム用の写真撮影を行う犬たちの写真が。
どの犬もしっかりと訓練されているセラピードッグなだけに、ちゃんとカメラ目線ができてとてもお利口ですね。
海外メディア『UNILAD』によると、銃乱射事件後、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校には最高で40匹のセラピードッグが活躍していました。
次第に数が減っていき、今回アルバムに載っている14匹は1年以上にわたってずっと生徒たちを癒し続けた貢献者だということです。
毎朝、学校に行くと可愛い犬たちがお出迎え。休憩時間もランチタイムもずっと安らぎを与えてくれました。犬たちの存在に、生徒たちはどれほど救われたことでしょう。
失われた命は戻ってきません。でも元気に卒業したマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒が卒業アルバムのページをめくった時に、セラピードッグたちを見て笑顔になれたらいいですね。
[文・構成/grape編集部]