ゴミ箱の底から顔を出す猫にギョッ! 救出劇がはじまる
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
オーストラリアのヴィクトリア州にある工場の敷地内を、職員の男性が歩いていた時のこと。
廃棄物を捨てる大きなゴミ箱の表面に何かがくっついているのが、目に飛び込んできたといいます。
そこにあるのが明らかに不自然に見えたもの。それは…猫の頭!
なんと、小さな猫がゴミ箱の底にある排水パイプから顔を出していたのです。
小さな穴や隙間を見つけると、つい入ってみたくなるのが猫の性分。この猫も例にもれず、細いパイプに顔を突っ込んでしまったのでしょう。
そしてそのまま、頭がパイプから抜けなくなってしまったのです。
ゴミ箱の内側から見ると、その状況は明らかでした。
ゴミ箱のステッカー状態になった子猫を救え
男性は動物保護団体『RSPCA Victoria』に連絡。女性職員のマリーさんは、知らせを受けてすぐに現場へ向かいました。
マリーさんは子猫の頭に潤滑剤をつけて滑りをよくし、パイプから頭を抜こうとしたものの、潤滑剤が足りないことに気付きます。
それから彼女は消防署に救援を要請。消防隊員も駆け付けて、子猫の救出作戦が行われました。
子猫を傷つけないように、少しずつ角度を変えながら慎重にパイプをカットしていく消防隊員たち。
そしてついに、子猫は無事に助け出されたのです。
Facebookに投稿されたメスの子猫はやや不機嫌そうに見えますが、とっても愛らしい性格なのだとか。
『RSPCA Victoria』では子猫を仮の名前として『パイパー』と命名したそうです!
パイパーはもう少し体重が増えたら里親の募集を開始するとのこと。
救出劇から約1週間後には、こんなに穏やかな表情になりました。
『RSPCA Victoria』のFacebookにはパイパーを見た人たちから「白い口ヒゲ風で可愛い!」「不機嫌そうなところが最高」といったコメントが殺到。すでに「ぜひ里親になりたい」という声も寄せられているようです。
とんだ災難に遭ってしまいましたが、そのおかげで無事に保護されて、注目を浴びることになったパイパー。
強運をもつパイパーなら、きっとすぐに優しい家族ができることでしょう。
[文・構成/grape編集部]