ゴミ箱の底から顔を出す猫にギョッ! 救出劇がはじまる
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

これは食べられないわ… はんぺんの上で、哀愁漂う顔をしながら寝そべっていたのは…うどんの上に寝っ転がっていた動物に「発想が斬新すぎる」「哀愁が漂って見える」の声が続出!かわいすぎて食べられません。
オーストラリアのヴィクトリア州にある工場の敷地内を、職員の男性が歩いていた時のこと。
廃棄物を捨てる大きなゴミ箱の表面に何かがくっついているのが、目に飛び込んできたといいます。
そこにあるのが明らかに不自然に見えたもの。それは…猫の頭!
なんと、小さな猫がゴミ箱の底にある排水パイプから顔を出していたのです。
小さな穴や隙間を見つけると、つい入ってみたくなるのが猫の性分。この猫も例にもれず、細いパイプに顔を突っ込んでしまったのでしょう。
そしてそのまま、頭がパイプから抜けなくなってしまったのです。
ゴミ箱の内側から見ると、その状況は明らかでした。
ゴミ箱のステッカー状態になった子猫を救え
男性は動物保護団体『RSPCA Victoria』に連絡。女性職員のマリーさんは、知らせを受けてすぐに現場へ向かいました。
マリーさんは子猫の頭に潤滑剤をつけて滑りをよくし、パイプから頭を抜こうとしたものの、潤滑剤が足りないことに気付きます。
それから彼女は消防署に救援を要請。消防隊員も駆け付けて、子猫の救出作戦が行われました。
子猫を傷つけないように、少しずつ角度を変えながら慎重にパイプをカットしていく消防隊員たち。
そしてついに、子猫は無事に助け出されたのです。
Facebookに投稿されたメスの子猫はやや不機嫌そうに見えますが、とっても愛らしい性格なのだとか。
『RSPCA Victoria』では子猫を仮の名前として『パイパー』と命名したそうです!
パイパーはもう少し体重が増えたら里親の募集を開始するとのこと。
救出劇から約1週間後には、こんなに穏やかな表情になりました。
『RSPCA Victoria』のFacebookにはパイパーを見た人たちから「白い口ヒゲ風で可愛い!」「不機嫌そうなところが最高」といったコメントが殺到。すでに「ぜひ里親になりたい」という声も寄せられているようです。
とんだ災難に遭ってしまいましたが、そのおかげで無事に保護されて、注目を浴びることになったパイパー。
強運をもつパイパーなら、きっとすぐに優しい家族ができることでしょう。
[文・構成/grape編集部]