『安楽死』が定着した、もしもの日本 高齢女性の物語に胸が締め付けられる
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高齢女性に、空いているレジを教えると… 意外な答えに「すごく分かる」「私もやる」スーパーマーケットで働くかたわら、接客業にまつわるエピソードを漫画に描いている、あとみさん。読者から寄せられた、レジでの体験談を漫画化し、公開しました。

老人ホームで、93歳女性が語った過去 「ドラマの主人公かな」「語り継がなくては…」2025年3月8日現在、ケアマネとして働いている、ケン(@LBomOmzwA7p8hba)さん。同月5日、過去にある利用者から聞いた話の内容を、脚色して描いたという創作漫画をXで公開すると、7万件を超える『いいね』が付いています。
- 出典
- @yohakuyori
本人の気持ちや思いを無視して、周囲が一方的に勧める安楽死は、そもそも『安楽死』と呼べるのでしょうか。
最後、彼女は「もう少しだけ」とつぶやき、生きる意志を固めたようにも見えますが、実際のところは分かりません。
高齢化社会という現実世界との共通点もあるためか、吉田さんの作品は大きな反響を呼び「考えさせられる」とさまざまなコメントが寄せられています。
・「当たり前」とか「みんなやってるから」という認識は、本当に恐ろしいものがあります。
・こういった問題提起は素晴らしいです。
・自分の親に安楽死を勧めるなんてことは絶対にできないけれど、本当にこういうことが起こりそうです。
安楽死に関してメリットやデメリットをただ挙げていくだけでは、明確にすべき基準は見つからないことでしょう。
『死』というとてもデリケートなテーマだからこそ、私たち一人ひとりが向き合って、さまざまな議論を重ねていくことが必要です。
[文・構成/grape編集部]