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日本の女性は美しい! 上品でスキッとした歩き姿を

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

美しく歩く女性の姿を…

ミスコンテストではありませんが、女性の美しい立ち姿は、素敵だと思いませんか? 魅せられますよねぇ…。勿論 男性の姿もまた然りですが、当方男性ですので、やはり女性の立ち居振る舞いには、自然に目が行くのです。

暑さの中、昭和の女性は、大旨おおむねワンピース姿で、片手にハンカチを持ち、額の汗を拭きながら、街中を歩いていましたが、現代女性は、ハンカチならぬ スマホ片手が常識ですよね。歩きながらスマホを使っているので、下向きで背中を丸めて歩いている姿が多いのです。残念ながら、美しい歩き方とは言えませんよねぇ…。

芍薬

古い諺に、女性の美しい所作を花にたとえて、立てば芍薬シャクヤク、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、という表現があります。これは女性の顔の美しさではなく、女性の所作、立ち居振る舞いの美しさにピンを当てた表現なのです。歩く姿は百合の花…つまり上品でスキッとした女性の歩く姿を見たい ! という男性の願望なのでしょうね。

そこで提案です。スマホを持って歩く時、或いは、スマホで話しながら歩く時は、背筋をピンとした美しい姿勢を意識して欲しいのです。スマホを使っていない時は尚更です。歩速はその時の状況によりますが、シャキッとした姿勢で、両手を軽く振り、緑の街路樹や、そこに咲く花や、街並みに目を止めたりしながらも、美しい歩き姿を世の男性に見せて欲しいのです。オリンピックも来年です。日本の女性は美しい ! と外国の方から見て貰いたいですねぇ。

女子中学生が下校時、背中を丸めて下を向き、スマホを使いながら歩いている姿を見ると、日本の女性は、ひょっとして近い将来、姿勢が悪く身長も余り高くない成人女性が増えるのでは?とつい思ったりしているのですが…。年寄りの冷や水と笑われるかもしませんねぇ…。

<2019年7月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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