「本当だったら高校2年生です」 17歳の女子高生の『訴え』に考えさせられる
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
- 出典
- @ym51_my
2002年生まれの生まれの17歳。2018年の春に全日制の高校に入学した羽依香(@ym51_my)さんは、本来であれば2019年7月時点で高校2年生です。
しかし現在、彼女は2度目の高校1年生の夏を過ごしています。
なぜ彼女は留年することになったのか、そして留年したことによって生まれた周囲との不和とは…。
これまでの思いをつづった投稿がネット上で反響を呼んでいます。
「いま、この時だからこそ読んでほしい」
2018年の春
全日制の高校に入学しました
友達もそこそこいて、勉強も人並み程度に頑張って、充実してました。
そんな時に病気が見つかりました。
すぐ入院しないといけなくなりました(どういう病気かは、話の趣旨とは違うから省きます)。
入退院を繰り返してなんとか学校へ行ってました。友達が好きだから、勉強したいから。
登校ができなくなったのは9月末くらいでした。
気付いたら11月半ばで、体調はよくなってました。
だけど、高校の単位が取れなくて
原級留置 つまり留年が確定していました。
しかし、留年せずに進学できる方法も残されていました。
それは、定時制高校か通信制高校への転学という道。
羽依香さんは周囲の勧めもあり、転学に向けた手続きを進めていたといいます。
定時制高校、通信制高校へ行けば留年せずにそのまま進学できるから、転学を勧められました。
手続きももう終わりそう、そんな時に、やっぱり私は全日制の高校に通いたいと思いました。
朝学校に行って夕方まで授業を受けて、友達と笑って楽しい毎日を過ごしたい。
春に入学した高校では、私が入院している間に「あの子はいじめられて学校を辞めた」「退学させられたらしい」そんなふうにいわれてました。戻りたくなかった。
どうせ留年するなら違う学校へ行きたい。
高校を再受験することを決めました。
好きだった学校も「戻りたくない」と思うほど、根も葉もないウワサにうんざりしていた羽依香さん。
そして2019年の春。
高校1年生として入学した学校では、羽依香さんは自分が年上であることは隠していました。
「これが現実なんだと痛感」
2019年の春、再受験した高校に合格して2回目の入学式を迎えました。
私以外みんな年下の子。複雑な気持ちでした
だけど私は”1年生”として誰に対しても接すると決めていました。
歳が違うことを打ち明けたのは少し後で、ごく一部の仲よくしてくれていた友達数人でした。
その子たちは、最初は戸惑っていたけど
でも友達だからって歳とか関係なく、私と仲よくしてくれました。
不安が消えたと思いました。
そう思えたのはほんのわずかな期間で
入学して1か月経ったくらいの時、噂が流れました。
「前の学校で犯罪して辞めさせられたらしい」
「妊娠して辞めさせられたらしい」
「友達いじめて辞めさせられたらしい」
”友達”はどうして歳が違うかを分かってくれていました。
だけど、噂を信じる人が9割で
私は学校中の人から後ろ指をさされました。
知らない所で悪口をいわれて
学校のスリッパをゴミ箱に捨てられたり、机に落書きされたり、SNSで大量の誹謗中傷をされたりしました。
傷付いたし、死にたいって思いました。
私があなたたちに一体何をした。そう訴えかけたかった。
誰も助けてくれなかった。先生も見て見ぬふりで、親には相談できなくて。
入りたかった部活の人にも攻撃されて、私は入部を諦めました。
だからこそ、羽依香さんはこう訴えかけます。
失敗した人、周りと少し違う人
そんな人に対して世の中は容赦なく攻撃してくる。これが現実なんだと痛感しました
ここまでされても、これは私が選んだ道だから。リスクを負わないといけない、責任をもたないといけない。
責任、ってひと言でいっても難しいけど
絶対に自分を曲げずに、3年間このクソ学校を負けずに卒業することが私の責任だと思ってます。
簡単な道じゃないって入学前に覚悟してたんやから。
20人に1人。たったそれだけの人でもいいから
少し違う人、の生きかたについて考えてみてほしいです。
私みたいな異物を、間違えを犯してしまった人を、受け入れる世の中にいつかなってほしいなって思いました。
世の中の人は厳しいけど
誰にだってやり直す権利、チャンス
立ち直れる可能性があるってことを忘れないで欲しいです。
羽依香さんの場合は病気の治療という理由でしたが、ほかにもさまざまな事情から留年する人はいることでしょう。
また、中には休学という道を選ぶ人もいるかもしれません。
しかし、羽依香さんが体験したような偏見を気にして、再び同じ学年をやり直す機会を逃してしまう可能性もあります。
人と違うことは当たり前であり、これまで歩んできた人生もばらばらです。
例え相手が大多数の人たちとは異なる生きかたをしていたとしても、それを理解し、受け入れる余裕を持っていたいもの。
羽依香さんの訴えが広まることで、救われる人は多いのではないでしょうか。