虐待で前脚を失った犬 保護された後の展開に、涙があふれる
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2018年冬、カナダ・トロントにある動物保護団体『コーズ・フォー・ポーズ(CAUSE 4 PAWS)』に1匹の犬の情報が寄せられました。
名前は『トゥルー(True)』。ロシア・モスクワのシェルターで保護されていた、その1歳のオス犬は前脚が両脚ともありません。
トゥルーの前脚は薬物依存症だった元の飼い主によって切り落とされたのです。
トゥルーはウクライナでペットとして飼われていました。しかし、彼が庭に穴を掘ったことで飼い主が怒り、前脚を切断したといいます。
大ケガをしたトゥルーは体を引きずりながら逃げ出し、彼を発見した近所の住民が急いで動物保護シェルターに連れて行ったおかげで一命を取り留めました。
海外メディア『Metro』によると、その後トゥルーは数か月間、モスクワにあるシェルターで過ごしていましたが、そこは屋外施設だったため厳しい冬の寒さを乗り切れないと思われました。
そこでシェルターのスタッフが、提携している『コーズ・フォー・ポーズ』に連絡し協力を求めます。事情を知った『コーズ・フォー・ポーズ』はトゥルーの医療費のために寄付金サイトを設立し、ソーシャルメディアでも協力を呼びかけました。その投稿が、エリンさんという女性の目に留まります。
トゥルーの人生を変えた出会い
トゥルーの生い立ちを知って心を痛めた彼女は恋人と相談。すぐに『コーズ・フォー・ポーズ』に電話をして、「トゥルーを引き取って世話をしたい」と申し出たのです。
こうしてトゥルーにとってトロントでの新しい生活が始まりました。
トゥルーはとても人懐っこい性格で、エリンさんの家族や先住犬たちともすぐに仲よくなったのだとか。
エリンさんの家に来てから、後ろ脚だけで歩くことを覚え、ソファやベッドに飛び乗れるようにまでなったといいます。
その後、専用の車いすを作ってもらい、外で歩く練習をスタート。Instagramには車いすの試し乗りをするトゥルーの様子が投稿されました。
※画像上の矢印をクリックすると、動画を見ることができます。
1回目の試し乗りの時はスムーズに前に進むのが難しそうだったトゥルー。
その後、調整や練習を重ねて、いまではこんなに上手に乗りこなせるようになりました。
現在、トゥルーは手足を切断した人たちのセラピードッグになるために、トレーニングを受けているということです。
飼い主のひどい虐待によって前脚を失うという経験をしたトゥルー。それでもなお、人を信頼し、家族を愛し、健気に生きる姿に涙があふれます。
これからのトゥルーは、エリンさんたちの愛情をたっぷりと受けて、ずっと幸せに過ごしていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]