尾藤イサオってどんな人? エルヴィス・プレスリーの影響を受け、ロカビリー歌手に
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歌手や俳優、声優などマルチに活躍している尾藤イサオ(びとういさお)さん。
熱いシャウトを特徴とする歌声で、アニメソングや数々のヒット曲を歌い、人気を博してきました。
70歳を超えた今も現役で、歌に演技にと活躍し続けています。
尾藤イサオさんは少年時代には曲芸師だった過去もあり、今でもトーク番組などでその腕前を披露することもあります。
そんな尾藤イサオさんが、なぜロカビリーというジャンルで歌手デビューしたのかについてや、これまでの活動など、さまざまな情報をご紹介します。
尾藤イサオは18歳でロカビリー歌手としてデビュー
尾藤イサオさんの歌手デビューは18歳の時。歌のジャンルは、自身が大好きなロカビリーでした。
尾藤イサオさんが最初にロカビリーに興味を持ったのは、アメリカの歌手であるエルヴィス・プレスリーが歌う『ハートブレイク・ホテル』を耳にしてからだといいます。
当時は、日本でもロカビリーブームに火がつき始めていたため、エルヴィス・プレスリーの歌がラジオで流れていました。
『NIKKEI STYLE』のインタビューによると、その歌声を聴いた尾藤イサオさんは、身体が震えるほど感動を覚えたといい、すっかりエルヴィス・プレスリーのファンに。
尾藤イサオさんは、当時、曲芸師としてステージに上がっていたため、大好きなエルヴィス・プレスリーの『監獄ロック』をBGMに、曲芸のステージを務めるようになります。
細身のマンボズボンをはいて演じる、尾藤イサオさんオリジナルのステージは『ロカビリー曲芸』として大変な人気を博しました。
それが功を奏してか、尾藤イサオさんが所属する曲芸の一座は、1年間、アメリカでの巡業に招かれます。
尾藤イサオさんは巡業先のアメリカで、最先端のエンターテインメントに触れながら過ごしたそう。
こうして、本場アメリカのエンターテインメントをたっぷり見た尾藤イサオさんは、帰国後、曲芸の世界から卒業して『和製プレスリー』を目指すことを決意。その決意通りに、ロカビリー歌手としてデビューを飾ることになったのです。
尾藤イサオが『徹子の部屋』に出演
尾藤イサオさんは2018年2月28日放送の、黒柳徹子(くろやなぎてつこ)さんが司会を務めるトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演。
3歳で父親を、10歳で母親を亡くし、曲芸師の内弟子となった波乱万丈の子供時代や、歌手デビューを飾った18歳の頃についてなどを語りました。
近年では孫娘たちに『イサちゃん』と呼ばれ、幸せな日々を過ごしているという尾藤イサオさん。一方で、視野が欠けてしまう目の病気を抱えていることも明かしました。
しかし、前がよく見えない状態でも、尾藤イサオさんは、黒柳徹子さんの前で見事な曲芸を披露。子供の頃からしっかりと体に馴染んでいる芸なので、見事に成功させました。
『徹子の部屋』への出演を通して、尾藤イサオさんは、デビュー時から変わらぬエンターテイナーぶりをお茶の間に届けてくれました。
尾藤イサオが『あしたのジョー』をセルフカバーし、話題に
1970年に、ボクサーが主人公のアニメ『あしたのジョー』(フジテレビ系)の主題歌を、情感たっぷりに歌った尾藤イサオさん。主題歌『あしたのジョー』は、アニメと共に、今も根強い人気を誇ります。
そんな尾藤イサオさんの名曲『あしたのジョー』は、2009年に『21世紀ヴァージョン』としてセルフカバーされ、話題を集めました。
同曲が収録されているのは『週刊少年マガジン』の創刊50周年を記念してリリースされたCDアルバム『あしたのジョー (21st century ver.)』。1970年に歌った原曲ヴァージョンも同アルバムに収録されています。
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尾藤イサオは舞台『幸せな時間』の主演に抜擢
曲芸師から歌手へと華麗な転身を遂げ、数多くのステージを踏んで才能を発揮してきた尾藤イサオさん。その活動は歌手のみならず、俳優にも広げられています。
これまで尾藤イサオさんは、多くの映画やドラマ、舞台に出演してきました。
2019年には、ミュージカル『幸せな時間』の主人公に抜擢されています。
歌だけでなく、ダンスや激しい動きを要求されるのが、ミュージカル。多くの若手のミュージカル俳優たちに囲まれ、主演を務めるのは、確かな実力と共に体力にも自信がないとできません。
2019年で76歳の尾藤イサオさんには、『俳優・尾藤イサオ』としてのプライドを感じます。
尾藤イサオの現在・これから
1960年代から歌手として活躍している尾藤イサオさんは、デビューから60年近く時を経た現在も、精力的に活躍中。常にアニソンライブやコンサートなどの出演予定が目白押しになっています。
俳優としても活動しており、2019年には大泉洋(おおいずみよう)さん主演のドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)にも出演しました。
これからも歌手として、そして俳優としても、さまざまな活躍が期待ができそうです。
尾藤イサオ プロフィール
生年月日:1943年11月22日
出身地:東京都
血液型:A型
幼少期は曲芸師としてステージに立ち、1961年にロカビリー歌手としてデビュー。1964年には『悲しき願い』がヒットした。1970年にはアニメ『あしたのジョー』のインパクトある主題歌で注目を浴び、現在も名曲アニソンとして愛され続けている。また、ドラマ、映画、舞台など俳優としても活躍し、数々の演劇賞を受賞している。
[文・構成/grape編集部]