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令和元年を振り返る 『慶祝』『歓喜』『災害』の一年

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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即位の礼 祝賀御列の儀

こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

令和の師走に思うこと

今年の4月1日に新元号『令和』が発表され、5月1日から令和元年になって8か月、その元年の師走を迎えています。皆さんにとっては、令和元年はどんな年だったでしょうか…。当方にとっては、『慶祝』と『歓喜』と『災害』の三文字が脳裏に残っています。

先ず『慶祝』は、新天皇陛下が10月22日、『即位礼正殿の儀』で内外にその即位を宣言され、祝賀パレードも11月10日好天に恵まれ華やかに行なわれ、天皇陛下と皇后雅子様の国民に寄り添う温かいお人柄が、国民に親近感をもって迎えられたことです。

令和の幕開けに相応ふさわしい『慶祝』行事でありました。(加えてローマのフランシスコ教皇の来日も…)

即位礼正殿の儀

令和時代の『とばり』が開かれたその10月、ラグビーのW杯が日本で開催、日本がその予選で ロシアを破った試合から 応援の大和魂に火がつき『にわかファン』が増え続けました。

続いて予選ではアイルランドを、3戦目では サモアを、最終戦ではスコットランドを撃破し、目標であった『ベスト8』を勝ち取ったのです。各競技場は割れんばかりの応援、『歓喜』の嵐! テレビ桟敷でも、血沸き肉躍る熱戦を体感いたしました。

2019 ラグビーW杯 準々決勝

一方『災害』…。台風19号やその後の大雨で、想像を絶する被害地が続出しました。川の堤防が決壊し、町は泥の海と化し、市民の生活は奪われました。心からお見舞いを申し上げます。そして世界遺産の沖縄『首里城』の火災… 沖縄の人達の心の寄り所でした。1日も早い復旧を祈っております。

台風19号、東日本各地に被害 長野県・長野市

それでは 当方の拙文をお読みいただいた皆さん方に感謝しつつ、本年の『結び』の言葉とさせていただきます。皆さんどうぞ良いお年をお迎え下さい。

<2019年12月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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