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最近の若い独身男女の共同生活、結婚観とは?

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

若い人達の結婚観?

地方から出て来て東京で生活している若い独身男女の結婚観を聴く機会が最近ありました。その答えに古い昭和人は「あっ」と驚きました。「あっと驚く」は、亡きハナ肇さんの常套句でしたね。

さて今の若い人達は、簡単に言うと、男女2人の気持ちがすんなり合うと、2人一緒の共同生活に入るという事は、そんなに高いハードルではない、という事でした。

気持ちさえ合えば、共同生活は(私達の若い頃は同棲という表現を使いましたが…)住居費や食費が半分になるので、プラス面の方がかなり大きい…と言うのです。

※写真はイメージ

実は私の家のすぐ斜前はすまえに、若い人向きのアパートがあります。当方が朝ゴミ捨てに表に出ると、そのアパートの1人、2人と顔を合わせる時があるのです。

男性のAさんと、女性のBさんは、当初は別々でゴミ捨てに出ていましたが、最近は朝一緒にゴミ出しをしています。

そして通勤なのか通学なのかは判りませんが、朝一緒に新婚さんのような雰囲気で、そのアパートから出て来るのです。結婚でもしたのかな?と当方思っていました。

ところが、この2人に最近変化がありました。すぐ隣の小母おばさんの話によりますと、男性のAさんが、どうやら転勤らしく、東京を離れた、というのです。

※写真はイメージ

そう言えば朝一緒の出勤姿?を見なくなって1ヶ月近く…。ゴミ出しもBさんがたった1人で、外出時も1人でと、どことなく淋しげな表情のように当方には映っていました。

AさんBさん、一緒の姿を1年近く見ていただけに、今もそのアパートに1人でいるBさんのことが、何故か気になるのです。

Bさんの幸せを願っているごく近所のオジさんの、今日この頃でございます。

<2021年12月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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