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「この車両がいたら道を譲って!」 発足された消防庁のチームに「知らなかった」の声

By - grape編集部  公開:  更新:

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人命救助はたったの1秒の遅れが命取りになる可能性もあります。そのため、サイレンを鳴らした救急車や消防車が走っていたら道を譲るのが常識です。

消防庁によると、2019年は緊急出場件数が初めて80万件を超え、過去最多を記録したとのこと。

7月からは東京オリンピックが開催されるため、東京都内では災害対応体制が強化されています。

新しく発足した『ファーストエイドチーム』

2020年1月7日から活動を開始したのは、東京消防庁の『ファーストエイドチーム』。

隊員は赤い3輪トライク(EVトライク)に乗り、狭あい道路(幅員4m未満の道路)のある地域を中心に人命救助を行います。

狭あい道路は道幅が狭く救助活動に支障をきたすため、全国で問題視されています。そのため、ファーストエイドチームがAEDなどの資機材を持って出動するのです。

こちらは同月6日に東京都江東区の東京臨海広域防災公園で行われた、東京消防庁の出初め式で撮影された写真。

見慣れない車体ですが、緊急出場の際は救急車や消防車と同じように赤いパトライトが点灯します。

ファーストエイドチームの存在はTwitterで徐々に拡散され、多くの人から「知らなかった」という声が上がりました。

・へえ、こういうタイプもあるんだ!小さくて気付きづらそうだから気を付けよう。

・初めて見ました。機動性が高そうで、狭い道でも活躍してくれそう。

・3輪で転倒しやすそうだから、周囲の車がちゃんと協力して気を付けたいですね。

ファーストエイドチームの存在を知らない人は、道路で見かけても緊急車両と認知できないかもしれません。

1人でも多くの人がファーストエイドチームについて知り、救助活動が迅速に行われるようになるといいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
消防庁

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