「独特な服」「また痩せた」「正気か」 タカラジェンヌを歌った曲がネットで話題
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- 出典
- @sanmaru115
人は『好き』という思いがあふれると、時に思いもよらぬ行動に出る時があります。
そう…例えば、自らの思いをつづった歌を自作してしまうなんてことも。
宝塚歌劇団を心から愛し、通称『ヅカオタ』を自称するさんかく(@sanmaru115)さんは、憧れのタカラジェンヌを称賛する歌『贔屓(ひいき)のうた』を自作。
贔屓とは、特にお気に入りの1人を指し、オタク界隈では『推し』と呼ばれることもあります。
さんかくさんが作ったのは、そんな特に大好きなタカラジェンヌに捧げる歌。あふれんばかりの愛が伝わる歌は、ほかのヅカオタのみならず、宝塚歌劇団に詳しくない人すらも魅了しています。
ヅカオタによる『贔屓のうた』
贔屓 なぜそんなに足が長いの
贔屓 なぜそんなに顔が小さい
贔屓 たまに独特な服着てる
贔屓 そのお手紙本当に読んでいるのか
渡しておいてなんだが その時間睡眠にあててくれないか
贔屓 二回公演の後にお茶会なんて大丈夫か
贔屓 休演日にディズニーなんて正気なのか 体力無限大か
贔屓 今日も朝から晩までお稽古なのか
贔屓 極端に休みが少ない
贔屓 また痩せたんじゃないのか
贔屓 大丈夫なのか…贔屓……
贔屓よ… そなたは美しい
それだけで偉いのに
そのうえ努力を怠らない
贔屓よ… どこまで頑張るのだ
この世のすべてを手に入れる気か
贔屓よ… お礼をいいたいのはこっちのほうだ
贔屓 生まれてきてくれてありがとう
タカラジェンヌになってくれてありがとう
ファンを大事にしてくれてありがとう
身体にだけは気を付けて
ご飯をいっぱい食べてください
贔屓 応援しています
ありがとう
ありがとう
ありがとう…
愛が強い…!!
熱狂的なファンが多いことでも知られる宝塚歌劇団。
『お茶会』と呼ばれるファンとタカラジェンヌの交流会が開かれたり、お目当てのタカラジェンヌが劇場入りする際は、ファンがきれいに整列して見送ったりなど、独自の文化が形成されています。
それもこれも、宝塚歌劇団に対するファンの愛が深いからこそなのでしょう。
贔屓のタカラジェンヌの美しさやたゆまぬ努力を称え、時に体調を気遣い、そして存在そのものに感謝する…さんかくさんの自作の歌からも、そんな深い愛情が伝わってきます。
その思いは宝塚歌劇団のファンに限らず、何か夢中になれる対象を持つすべての人にとって当てはまるものなのでしょう。
『贔屓のうた』は宝塚歌劇団のファンという枠を超え、多くの人の心に響いたのでした。
【ネットの声】
・すべての宝塚ファンの思いをストレートに表現しています。何度も何度も、読み返してしまいました。ありがとうございました。
・これはどのジャンルにも当てはまるのでは。人気が出ることを嬉しく思う反面、ハードスケジュールを心配する自分もいます…。
・自分はアニメと声優のオタクですが、とても共感できました!
アニメや声優、ほかにもさまざまなジャンルのファンから共感の声が寄せられた『贔屓の歌』。『推し』を愛し、見守るファンの気持ちは、オタク界隈において共通のようです。
[文・構成/grape編集部]