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「絶対に帰省するな」という父親 その理由に「納得しかない」「分かる」

By - grape編集部  公開:  更新:

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2020年1月から世界中に感染拡大し、日本でも国民の生活に大きな影響を与えた新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。

感染拡大を防ぐために政府は全国で緊急事態宣言を発令し、外出を自粛するよう呼びかけました。

仕方がないとはいえ大型連休であるゴールデンウイークに旅行や帰省をすることができず、多くの人が予定を狂わされたことでしょう。

父親に「そろそろ帰省していい?」と聞いてみたら…

同年5月末、コロナウイルスは終息していないものの緊急事態宣言は解除。政府が提案した『新しい生活様式』にのっとった行動が求められるようになりました。

「そろそろ、そっちに帰ってもいいかな?」

ある日、岩手に住む父親にLINEでメッセージを送った、けいし(@pandafun20)さん。

故郷に住む祖母や父親に会う時間を作り、少しでも恩返しをしたいと思い、帰省をすべきか相談をすることにしたのです。

しかし、父親から返ってきたのは「絶対に帰るな」という強い言葉。その理由は…。

岩手県のウェブサイトによると6月25日現在、これまでに実施した903件の遺伝子検査(PCR検査)はすべて陰性。つまり、岩手県内の感染者は0人です。

万が一けいしさんがコロナウイルスに感染していた場合、岩手県の感染者第1号になってしまいます。

人口が少ない地域では、情報の伝達が速いとされています。最悪の場合「あそこは感染者を出した家だ」とウワサされ、敬遠される存在になってしまうかもしれません。

地方特有のコミュニケーションが伝わるやり取りは拡散され、多くの地方出身者から共感する声が寄せられました。

・自分も地方出身だけど他人の家の話が筒抜けだから、感染した場合の周囲の対応が容易に想像できます…。

・お父さんのメッセージから、我が子を思うがための説得力を感じる。

・「帰省していい?」と実家の家族に聞いたら、まったく同じことをいわれました…。

感染者が差別や加害をされる風潮は間違っているといえます。理想は、周囲から無意味に敬遠されることのない社会でしょう。

しかし、緊急時はストレスや不安からどうしても神経質になってしまうもの。他人にマスクの着用を強要したり、県外ナンバーの車に加害したりするケースも問題になっています。

一刻も早くこの事態が収束し、安心して帰省できる生活に戻ってほしいと願うばかりです。

【お詫びと訂正 2020年6月26日04時30分】

記事中、一部に不適切な表現がございました。訂正し、お詫び申し上げます。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@pandafun20岩手県

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