訪問者禁止の施設で暮らす夫に会いたい! 妻が『ある方法』で再会を果たす
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響で、これまで気軽に会えていた家族や友人と会えなくなった人は多くいます。
アメリカ・フロリダ州に住むメアリー・ダニエルさんは、夫のスティーブさんと就寝前のひとときを一緒に過ごすのが日課でした。
スティーブさんはアルツハイマー病を患っていて、看護師が常駐する介護施設で暮らしています。
メアリーさんは毎日欠かさず夫に会いに行っていましたが、コロナウイルス対策から訪問者が施設に入れなくなってしまったのです。
離れて暮らす夫に会いたい!妻が思いついた方法は?
突然会うことができなくなった夫妻はお互いにさびしさを募らせていきます。
訪問が禁止になってから71日目、看護師がスティーブさんの診察に行くことを知ったメアリーさんは「窓越しに会えるチャンスかもしれない」と思い、施設へ向かいました。
そして2人は数センチだけ開いた窓越しに手を合わせて、久しぶりの再会を喜びました。
メアリーさんの姿を見てスティーブさんは泣き出したのだそう。そんな夫を見たメアリーさんも泣いてしまったといいます。
そしてスティーブさんは彼女に「きみは美しい」といったのです。
その後もコロナウイルスが収束する兆しは見えず、夫婦が直接会えない日々が続く中、メアリーさんはあることを思いつきます。
施設の職員になれば毎日スティーブに会えるはず!
海外メディア『TODAY』によると、彼女はスティーブさんが入所している施設に「ボランティアでもいいので働かせてほしい」と申し出たのだとか。
するとしばらくしてから彼女のもとに「食器洗いをしてくれる人を探しています」という連絡が来たのです。
メアリーさんは「やります!」と即答。
そして訪問者が禁止になってから114日後、ついに彼女は施設内に入り、最愛の夫とハグをすることができました。
メアリーさんは週に2日のシフトで食器洗いの仕事をして、仕事を終えた後はスティーブさんと一緒に過ごしているということです。
閉ざされた扉の前でただ諦めたり、文句をいったりするのではなく、解決方法を考えて行動したメアリーさん。
これまでと同じ生活ができなくなった今だからこそ、彼女のポジティブで創造的な生き方を見習いたいものですね。
[文・構成/grape編集部]