相次ぐ感染クラスター報道に、古市憲寿がツッコミ 「本当にそれ」「よくぞいってくれた」
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2020年8月16日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)に、社会学者の古市憲寿さんが出演。
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)にまつわる発言が話題になっています。
古市憲寿「感染者0ではなくて、死者の数を減らす」
番組では、島根県のサッカー強豪校の学生寮でコロナウイルスが流行し、選手らを中心に集団感染が起きた1件について特集。
無症状や軽症を訴える感染者が多いことが危険視される中、古市さんは次のような持論を展開しました。
コロナウイルスが身近に存在する以上、どれだけ気を付けて感染予防対策をしていても、感染してしまうことはあります。
古市さんは、猛威を振るい続けるコロナウイルスについて「感染者数より死者数を減らすことを目指す」という視点を持つことが大切だと説いたのです。
さらに「今回のクラスターは確かに防げたかもしれないけれど、日本中のニュースで大騒ぎする必要があるかというと、違うと思う」とキッパリ。
古市さんの意見に対し、番組のMCを務める東野幸治さんは「クラスターが出たからといってやみくもに騒ぐのではなく、冷静な対処が必要ですね」とうなずきました。
古市憲寿が接触確認アプリを推奨
続けて、古市さんは厚生労働省が提供する『新型コロナウイルス接触確認アプリ』(通称:COCOA)について紹介。
『COCOA』とは、濃厚接触の疑いのある同アプリ利用者間の接触を検知・記録し、接触者から陽性者が発生した際に通知される仕組みです。
アプリを利用することで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けられるというメリットがあります。
また、利用者が増えることで感染拡大の防止につながることに期待の声も。
氏名や電話番号などの個人情報を入力する必要はないため、プライバシーを確保した上で運用されているのも嬉しいポイントでしょう。
古市さんは「日本が持っている唯一の武器だと思うし、アプリを入れてもデメリットはないので、積極的に入れてほしい」と訴えました。
【ネットの声】
・「目指すのは感染者0じゃない」って、本当にその通りだなと思った。
・古市さんに完全同意。マスコミが何かあるとクラスターだといって、やや騒ぎすぎているように感じる。
・ただ「気を付けてください」で終わらせるのではなく、接触確認アプリを薦める姿に好感を持った。
同月現在、特効薬がないといわれている以上、コロナウイルスとの共存をはかっていかなくてはなりません。
古市さんのいうように、感染者数の増減に一喜一憂するのではなく、死者数を減らすよう最大限注力していくことが大切でしょう。
できる限り『3密(密閉・密集・密接)』の状態を避け、接触確認アプリを取り入れるなど、世の動きにあった対応が求められています。
[文・構成/grape編集部]