カブトムシの育て方を動画でチェック! 土や餌、水の上げ方など最適な頻度は?
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※記事内に昆虫の動画が入っています。ご注意ください。
さまざまな昆虫が活気づく、夏。子供と一緒に昆虫採取を楽しむ人も多いことでしょう。
特にカブトムシは人気が高く、夏休みの自由研究用に飼育することも多くあります。
ただ、のように育てればいいのかが分からないことも…。
そんなカブトムシの育て方や必要な物、水やエサのやり方、飼育方法の動画などについてご紹介します。
カブトムシの育て方 100均で必要な物を全部そろえてみた
まず、カブトムシを育てるには、ケースやエサ、土などを用意する必要があります。
昆虫を扱っているペットショップやホームセンターで売っていることもありますが、必要な物をすべてそろえると結構な金額に…。
そこで利用したいのが、100円均一ショップです。
店舗の品ぞろえにもよりますが、必要な物はたいていそろいます。
今回購入してきたのが、ケース、ケース内に敷く昆虫マット、エサとなる昆虫用のゼリー、ゼリーを乗せるエサ皿、転倒事故防止の木の葉、コバエの発生を防ぐ虫よけシートです。
必要最低限の道具をすべてそろえても、700円もかかりません。
ただし、ケースのサイズが小さいため、飼育するのは1匹にした方がいいでしょう。
オスとメスを同時に入れて交配させる場合は、もう少し大きなケースの方がいいようです。
また、大きなケースを使用したとしても、違う種類のカブトムシやオス同士を1つのケースで飼育しないようにしましょう。ケンカなどをして寿命が短くなってしまうことが多いようです。
兵庫県にある『伊丹市昆虫館』の学芸員・田中良尚さんは、産経ニュースでこのように注意しています。
カブトムシの育て方で重要な水や温度、土の湿度などは?
カブトムシを育てる上で、重要になるケース内の環境を見ていきましょう。
まず、ケースに昆虫マットを入れます。霧吹きなどを使用し、湿り気を与えておくことも大切です。
手で軽く昆虫マットを握り、形が残るくらいの水分量に調整。乾燥してきたら霧吹きなどで水分を補充しましょう。
その後、軽く上から押しこむようにして、5cmくらいの厚みが出るようにします。
昆虫マットは2週間に1度くらいの頻度で交換。
しかし、交配の終わったメスを飼育している場合は、昆虫マットに卵が産みつけられている可能性があります。メスが死んでいる場合は昆虫マットを新聞紙に広げて卵がないかを確認したり、2か月ほど様子を見てから交換したりするようにしましょう。
昆虫マットが用意できたら、好きな場所にエサ皿を置きます。エサ皿を使うことで、エサのゼリーが転倒することを防ぐことができるそうです。
エサ皿は、カブトムシの遊び場にもなります。
次に用意するのが、エサ。カブトムシのエサといえば、スイカのイメージが強いですが、水分が多くあまり適していないようです。
カブトムシに必要な栄養素などを含んでいる、昆虫用のゼリーを用意した方が無難でしょう。
エサは残っていても、1~2日で交換するとよいようです。
※実際はゼリーのフィルムをはがして設置します。
最後に昆虫マットの上に、木の葉を散らします。
木の葉を敷くことで、昆虫マットの水分が蒸発することを防ぎ、保水力を高める効果があるようです。
また、カブトムシは転倒しすると起き上がろうと必死に動きます。足が引っかかるものがないと起き上がりにくく、体力を使ってしまうため、木の葉などがあると安心です。
もう少し大きいケースを使用する場合は、木の枝なども入れておくとよいでしょう。
カブトムシを飼育するのに必要な物は以上です。
ただ、昆虫を飼っている時に気になるのが、コバエの発生。衛生面を考えてもよいものとは思えません。
虫よけシートを使えば、コバエなどの発生を防ぐことができるようです。さらに昆虫マットの乾燥を防ぐ効果も期待できます。
今回、購入した虫よけシートは45cmまでのケースに対応している大きなサイズなので、カットして使用しました。
ケースを置く環境は、30度を超えない日陰で風通しのよい場所が適切です。直射日光の当たる場所は避けましょう。
エアコンの風が直接当たる場所も厳禁です。
カブトムシの育て方を動画でチェック! 卵が産まれても自然に戻すのはNG
カブトムシの育て方を紹介した動画を、ホームセンターの『コメリ』がYouTubeチャンネルに投稿しています。
分かりやすくまとまっているため、参考にしてみてください。
昆虫の飼育方法~カブトムシの飼い方~
また、カブトムシのメスが産卵した場合は、卵を別のケースに移し替えるようにしましょう。
その際、昆虫マットの深さが必要になるので、ケースの8割くらいまで入れるようにします。
約2週間ほどで孵化して幼虫になり、翌年の6~7月にはさなぎになるようです。昆虫マットの交換や水分を足す場合などはつぶさないように気を付けましょう。
なお、育てたカブトムシやクワガタムシは「自然に返さないでほしい」と、『伊丹市昆虫館』の学芸員の田中良尚さんは産経ニュースで注意を呼び掛けています。
元気なカブトムシを育てるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]