本当に同じ犬? 全身の毛がなかった野良犬 数か月後の姿にびっくり
公開: 更新:

出典:bali.paws

飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「意味が分かるまで2分かかった」 夏季休暇の貼り紙に『重大なミス』と思いきや?ある夏の日、街を歩いていたモチコ(@mochicco69)さんは、目にした貼り紙に違和感を覚えました。書かれていたのは、夏季休暇のお知らせ。お盆の時期になると、多くの店や施設で目にするため、決して珍しいものではないでしょう。しかし、モチコさんは貼り紙のある部分を見てツッコミを入れざるを得なかったようで…。
バリ島に住むデシさんとシャンタルさんは姉妹で動物の保護活動をしています。
2人はある日、車で通りかかった空き家の犬小屋に1匹の犬がいるのを発見。そのメス犬はガリガリにやせ細り、皮膚病によって体の毛がほとんどありませんでした。
犬はひどく怯えていたため、2人は水やドッグフードを持って慎重に近付きます。するとお腹が空いている犬は食べ物を求めて小屋から出てきました。
デシさんたちは1時間ほどかけて犬を捕まえることに成功。そのまま車に乗せて動物病院へ直行しました。
診察の結果、犬はダニによる感染症の疥癬(かいせん)と、目にも感染症を患っていましたが、幸いどちらも治療をすれば割と簡単に治る症状でした。
全身の毛がない状態だった犬が…?
犬は『ルーシー』と名付けられ、健康状態が改善するまでデシさんとシャンタルさんの家で暮らすことになりました。
ルーシーはすぐに2人に心を開き、次第にほかの犬たちとも仲よくなって一緒に遊ぶようになります。この明るい性格が彼女の本来の姿だったのです。
そして保護されてから7週間後、ルーシーに正式に里親が決定!新しい家族が待つアメリカへと旅立ちました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
ルーシーはアメリカへ渡る頃には体の毛もかなり生えてきていました。
ところが里親のブリアンナさんとマシューさんと暮らすようになってから、さらに見違えるほど美しい外見になったのです。
こちらが保護された時と現在のルーシーの姿です!
バリ島で見つかった時と同じ犬と思えないくらい、ふわふわの毛並みのかわいらしい犬になったルーシー。顔つきまでまったく違いますね。
今では優しい家族と一緒に元気いっぱい走り回っています。
野良犬が多いバリ島では動物保護施設が足りておらず、デシさんとシャンタルさんは個人で野良犬を保護して、里親を見つける手伝いをしています。
ルーシーは繁殖犬として何度も出産をさせられた後、病気になったので捨てられたと思われるそうです。2人が偶然ルーシーを見つけなければ、彼女はどうなっていたか分かりません。
つらかった過去の分まで、ルーシーがこれからはたっぷりと愛情を受けて幸せに生きていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]