なぜそんなところに! 行方不明になった猫がとんでもない場所で見つかる
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アメリカで1匹の猫が思いがけず大冒険をしてしまいました。
ワシントン州ロチェスターに住むクリスティーナ・クレベンジャーさんは『パンダ』という名前の猫を飼っています。
パンダは普段から外に出て行ったまま数時間帰ってこないことがよくあるのだそう。
ところが2020年10月11日、いつもランチタイムには必ず家にいるパンダが戻って来なかったのです。
心配になったクリスティーナさんは数日後、Facebookにパンダの写真を載せて目撃情報を募ることにしました。
その投稿は『ユナイテッド・エンジェルス』という非営利団体の目に留まります。
『ユナイテッド・エンジェルス』はペットの緊急事態に飼い主のために資金集めをする団体で、メンバーのD.D.ポンダーさんがパンダを見つける手助けを申し出たのです。
D.D.ポンダーさんはクリスティーナさんの投稿をいくつものグループにシェアしました。
しかし何の手がかりもないまま1週間が過ぎてしまいます。
愛猫が見つかった場所はなんと…!
パンダが行方不明になってから12日後、事態は急展開を迎えます。
クリスティーナさんの叔母がたまたま目にしたFacebookの投稿で、パンダにそっくりな猫の写真を見つけたのです。
投稿者はアラスカ州キナイにあるホームセンター『ホーム・デポ』のスタッフで、「シアトルから到着した配送トラックの中に黒と白の猫がいました」と猫の写真が載っていました。
首輪の色からもクリスティーナさんはその猫がパンダだとすぐに分かりましたが、見つかった場所に仰天します。
ロチェスターからキナイまでの距離はなんと約4023㎞も離れているのです!
おそらくパンダはクリスティーナさんの家の近くに止まっていた『ホーム・デポ』のトラックの荷台に乗り込んだところ、運転手が気付かずにそのままドアを閉めて出発してしまったと思われます。
『ユナイテッド・エンジェルス』はすぐに、パンダが獣医の診察を受けるための費用と、ロチェスターに戻ってくるための費用の寄付を募りました。
すると30人以上から支援が寄せられて、健康状態に問題がないことが分かったパンダは飛行機でクリスティーナさんが待つ地元に帰ることができました。
何日間も水も食べ物もないトラックの中で過ごしていたパンダ。もし発見されるのがもっと遅かったら、最悪の結果になっていたかもしれません。無事でよかったですね。
4000㎞以上離れた場所で見つかったうえ、偶然にも飼い主さんの叔母がFacebookの投稿を見つけるなんて、まさに奇跡といえるでしょう。
ちょっとトラックに乗り込んでみたら、こんな大冒険をすることになるなんて…きっとパンダ自身が一番驚いているでしょうね!
[文・構成/grape編集部]