どうしてこんなところに? 空き家の壁の中から16匹の猫が見つかる
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- 出典
- ACCT Philly/6ABC
アメリカのペンシルベニア州で、建設作業員が空き家の工事をしていた時のことです。
家の持ち主が「壁の中から猫の鳴き声が聞こえる」といい出したのです。
そこで作業員の男性が鳴き声が聞こえる壁を壊すと、予想どおり壁の中から猫が出てきました。
しかも1匹ではありません。9匹の成猫と7匹の子猫、合わせて16匹の猫がいたのです。
作業員は8時間近くかけて、壁の中から16匹全員を助け出しました。
海外メディア『6ABC』によると、猫たちは糞尿にまみれていて、数匹は健康状態が悪く、残念ながら1匹の子猫は助からなかったのだそう。
それでも15匹は地元の動物保護施設に運び込まれて、一命を取り留めました。
生後間もない子猫たちは、保護されたその日からすぐに、一時的な世話をする場所に預けられました。
成猫たちはそれぞれの性格に合わせてケージを別々にするなどして、快適に過ごしているそうです。
猫たちがどのようにして空き家の壁の中に入ったのかは分かりません。また、水も食べ物もない不衛生な環境で、猫たちはガリガリに痩せていました。
保護施設の担当者は、「もしあのまま誰にも見つけられなかったら、猫たちは長くは生きられなかったでしょう」と話しています。
見つかった猫たちの中には慣れない環境に怯えている子もいるため、しばらくは人に慣れる時間が必要だそう。
心身ともにしっかりと回復した後で、里親の募集が行われる予定です。
運よく命を救われた猫たちが元気になって、それぞれ優しい家族に引き取られていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]