次元・小林清志、最後の『ルパン』出演回に涙 「粋な演出」「セリフに泣いた」
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2021年9月7日、声優の小林清志さんが、アニメ『ルパン三世』シリーズでおよそ50年間演じてきた、次元大介役の引退を発表しました。
同年10月9日から放送が開始された、シリーズ最新作『ルパン三世 PART6』(日本テレビ系)では、第1話のみ小林さんが次元役として出演。
第2話で、新キャストである声優の大塚明夫さんに、次元役のバトンを渡します。
小林清志最後の『次元』出演回で、粋な演出に涙する人が続出
『ルパン三世 PART6』の記念すべき第1話では、『EPISODE 0 ―時代―』というサブタイトルのエピソードを放送。
次元の人生や人柄にスポットを当てたエピソードであり、仲間たちとの過去を振り返った次元は、このようにいいました。
また、次元についてルパンが石川五ェ門と話しているシーンでは、このようなセリフも。
ルパンは元々、声優の山田康雄さんが演じていましたが、1995年に山田さんが亡くなったことを受け、タレントの栗田貫一さんが正式にルパン役として採用されました。
そういった経緯から、ルパンのセリフに多くの視聴者が、粟田さんと、初代からずっと次元を演じていた小林さんの関係を重ねたようです。
また、作中では1971年製の『とっておきの酒』が登場。1971年といえば、第1シリーズの『ルパン三世』が放送開始された年です。
物語の最後はルパンが「また、うまい酒を飲もうぜ。次元」というセリフで、最高の相棒である次元と小林さんにメッセージを送りました。
粋な演出を受け、番組放送後は多くの視聴者から「次元と小林さんに向けたセリフに心打たれた」「涙が出てきた」といった声が相次いでいます。
小林さんの次元役としての最後のセリフは、「少々、火薬が強すぎたか」でした。
50年という、長い年月にわたって演じ続けた次元は、小林さんの半身といえるのではないでしょうか。
今後も小林さんの演じる次元は作品に残り続けることでしょう。そして、大塚さんによって命を吹き込まれる新しい次元も、たくさんの視聴者に愛されるはずです。
[文・構成/grape編集部]