15歳の店員のお手柄! ドライブスルーで客の異変に気が付くと…?
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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2021年12月現在、アメリカのミネソタ州にあるマクドナルドで働いている、15歳のシドニー・ラリーさん。
ある日、ドライブスルーで注文の列に並んでいた親子の対応をしていると、運転席にいた母親が苦しそうに何度も咳をしているのに気が付きました。
海外メディア『TODAY』によると、助手席に座っていた娘も、母親を心配そうに見ていたといいます。
実はこの時、母親は食べ物をノドに詰まらせて、苦しんでいたのです。
15歳の店員がとった行動は
すぐにそのことに気付いたシドニーさんは、ドライブスルーの窓口を乗り越えて、親子の車に駆け寄ります。
そして娘に「救急車を呼んで!」といい、すぐさま母親を車の外に引っ張り出し、ハイムリック法を行ったのです。
ハイムリック法とはノドに異物を詰まらせた人に施す応急処置で、シドニーさんは4年ほど前にこの方法を習っていたのだとか。
しかし、何度か試してもうまくいかなかったため、シドニーさんは近くにいた人に助けを求めました。
そして再度、ハイムリック法を行ったところ、母親はノドに詰まっていたチキンナゲットを吐き出し、一命を取り留めました。
通報を受けて駆け付けた2人の警察官は、シドニーさんの勇気ある行動に感銘を受けて、100ドルをプレゼントしました。
このお金はホリデーシーズンに市民を支援するために、警察官に50ドルずつ渡されていたものだそうです。
母親の命を救ったのはもちろんですが、思いがけず100ドルをもらったシドニーさんは大喜び。
また自閉症をもっているシドニーさんは、今回の出来事によって「私は社会に貢献できる、力を発揮することができるんだ、ということを学びました」と嬉しそうに話しています。
この出来事について伝えた報道には「彼女はヒーローだ」「あなたはすでにこの世界に影響をもたらしているよ」などの声が殺到しています。
目の前で誰かがノドに物を詰まらせて苦しんでいたとして、落ち着いて対処できる人は多くはないでしょう。
冷静な判断力と行動力で客の命を救ったシドニーさんは、紛れもなく称賛に値しますね!
[文・構成/grape編集部]