周囲に誤解されがちな自閉症の兄 弟が友達にいった『ひと言』に、心が温かくなる
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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対人関係での困難や、特定の事柄に強いこだわりがあるなどの特性を持つ『自閉症スペクトラム』。
厚生労働省によると、この障がいを抱えている人は、近年約100人に1人の割合でいるといわれています。
3人の子供を育てるbeth(3beth_gm)さんは、自閉症の長男・ハルくんのエピソードをInstagramに投稿。その内容に「じーんとした」といった声が寄せられました。
母のこころ、弟のこころ
多くの人は、接する相手との関係性によって、距離感を使い分けたコミュニケーションをしています。
しかし、ハルくんの場合は距離を踏まえたコミュニケーションが難しく、知らない人に突然あいさつをしたり、初めて会う人に対して近付きすぎてしまったりすることがあるようです。
自閉症は見た目では分からないため、成長するにつれてハルくんの言動に周囲が戸惑うこともあるといいます。
しかし、弟のイツくんは遊びに来た友人に、「兄は普通に話せないけど、すごく面白い」と話していて、その様子をbethさんは嬉しく感じたそうです。
イツくんは、お兄ちゃんのいいところをたくさん見てきたからこそ、自然に伝えることができたのでしょう。
読者からは「とても素敵な家族で、じーんとした」「子供が自閉症です。いいところがたくさんあるから、みんなに知ってほしい」などのコメントが寄せられていました。
自閉症スペクトラムなど発達障がいを持つ人たちは、時に『風変わりな人』と印象を持たれてしまいがちです。
しかし、表面的なコミュニケーションではその人の魅力は伝わらないもの。一緒に過ごして、よく知るにつれて、素敵なところをたくさん見つけることができるのでしょう。
ハルくんを見守る家族の愛情に、心が温かくなりますね。
[文・構成/grape編集部]