まさに『人間カメラ』!記憶力だけで世界の街を描く自閉症アーティスト
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「三度見した」「これはバグってる」 花見のために買った『三色団子』に、20万人が驚愕三色団子を片手に、花見を楽しんでいた、@WT_nekoyanagiさん。 2025年4月7日に、花見の様子をXに投稿したところ、20万件以上の『いいね』が寄せられ、大きな反響を呼びました。

「猫を作ります」 完成した木彫り作品に「いや、天才すぎる」「普通に涙が出た」「完成しました」というコメントを添えて、Xに木彫りの作品を公開したのは、鑄(@CopperAndHammer)さん。 動物をモチーフにした数多くの作品を制作しており、たびたび話題になっていました。
『サヴァン症候群』を知っていますか?
自閉症や知的障害を負う人たちの一部に見られる症状で、並外れた記憶力を有しているのが特徴です。
イギリス人のアーティスト、スティーブン・ウィルシャーは世界に数十人しかいないとされる『サヴァン症候群』の1人。
3歳で自閉症と診断され、5歳までしゃべることができなかったというスティーブンは、一度見たものを細部まで完璧に暗記できる、驚異の記憶力をもっているのです。
スティーブンは現在、世界各地を訪れ、記憶力だけで、その場所の詳細なパノラマ図を人前で描くというパフォーマンスを行っています。
こちらは、スティーブンがメキシコシティのパノラマ図を描いた時の様子。事前にヘリコプターで30分だけ上空からメキシコシティの様子を見たというスティーブン、持ち前の驚異的な記憶力で、その光景を描き出していきます。
たった30分でここまで細部にわたって記憶できること、そしてそれを絵として描けるスティーブンの素晴らしい能力に脱帽!もはや神業ですね。
実はスティーブンは2005年には東京を訪れていて、こんなパフォーマンスを残しています。
『人間カメラ』の異名をもつスティーブン、次はいったいどんな作品で私たちを驚かせてくれるのでしょうか?
[文/grape編集部]