まさに『人間カメラ』!記憶力だけで世界の街を描く自閉症アーティスト
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飼い主「狙われていることに気付かず、ニッコニコ」 愛犬の後ろに写っていたのは…「背後を狙われていることに気付かず、ニッコニコの犬」このようなコメントを添えて、Xに写真を投稿したのは、ペキニーズのハオくんと暮らす、飼い主(@hao_kochi)さんです。

「風刺が利いていて、ナイスな工作」 自由研究の内容に45万『いいね』夏休みの宿題の定番といえる、自由研究。文字通り、各々が興味のあるテーマについて『自由に』探求できる、よいきっかけといえるでしょう。さまざまなアイディア工作をXに投稿している@TaT12364250さんも、自身の『自由研究』を発表。作品には45万件以上の『いいね』が寄せられています。
『サヴァン症候群』を知っていますか?
自閉症や知的障害を負う人たちの一部に見られる症状で、並外れた記憶力を有しているのが特徴です。
イギリス人のアーティスト、スティーブン・ウィルシャーは世界に数十人しかいないとされる『サヴァン症候群』の1人。
3歳で自閉症と診断され、5歳までしゃべることができなかったというスティーブンは、一度見たものを細部まで完璧に暗記できる、驚異の記憶力をもっているのです。
スティーブンは現在、世界各地を訪れ、記憶力だけで、その場所の詳細なパノラマ図を人前で描くというパフォーマンスを行っています。
こちらは、スティーブンがメキシコシティのパノラマ図を描いた時の様子。事前にヘリコプターで30分だけ上空からメキシコシティの様子を見たというスティーブン、持ち前の驚異的な記憶力で、その光景を描き出していきます。
たった30分でここまで細部にわたって記憶できること、そしてそれを絵として描けるスティーブンの素晴らしい能力に脱帽!もはや神業ですね。
実はスティーブンは2005年には東京を訪れていて、こんなパフォーマンスを残しています。
『人間カメラ』の異名をもつスティーブン、次はいったいどんな作品で私たちを驚かせてくれるのでしょうか?
[文/grape編集部]