道路に犬を捨てた人を責めなかった、保護施設の職員 理由に「涙が出た」
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飼い主「めんどくさいです」 冷蔵庫を開ける時に… 「涙流して笑った」「めんどくさいです…」こんな言葉とともに、Xに写真を投稿したのは、@komachiaya_さんです。
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アメリカのウィスコンシン州に住むカイリー・エンゲルハートさんは、自宅のそばで1匹の犬を見かけました。
犬は住宅街の真ん中にある消火栓につながれていて、まるで誰かを待っているように大人しく座っていました。
その犬をかわいそうに感じたカイリーさんは、犬のそばに座り、一緒に飼い主が戻って来るのを待つことにします。
しかし、1時間経っても誰も現れなかったため、カイリーさんは犬のそばに置かれたバッグの中身を確認。
すると、中にはその犬が大好きだという、おやつやおもちゃと、飼い主からの手紙が入っていたのです。
そこには、飼い主が健康上の問題や生活における困難を抱えていて、愛犬の世話ができなくなった事情が記されていました。
この犬が捨てられたことが分かったカイリーさんは心を痛め、犬を動物保護施設に連れて行きます。
「この犬の飼い主さんへ」メッセージに心が痛む
そのメス犬の名前は、ベイビーガールといい、犬を保護した『ウィスコンシン・ヒューメイン・ソサエティ』はFacebookに、どこかで見ているかもしれない飼い主に向けてメッセージをつづりました。
施設のスタッフは、飼い主のことを責めませんでした。
ベイビーガールがいた状況から、彼女がどれほど飼い主に愛されていたのかが分かったからです。
この投稿には「心が痛む」「涙が出た」「悲しいね」など、さまざまな声が寄せられています。
後日のカイリーさんの投稿によると、ベイビーガールの新しい里親が決まったということです。
ペットを保護施設に引き取ってもらうには、手数料がかかる場合があります。
ベイビーガールの飼い主はおそらく、その手数料が払えずに、愛犬をこのような形で手放したのでしょう。
ペットを道路などに放棄する行為は、決して許されることではありません。
しかし、元の飼い主を責めるのではなく、事情を汲み、寄り添った施設のスタッフの言葉に、多くの人が胸を打たれたようです。
[文・構成/grape編集部]