なぜかベッドではなく『机の上』に座る保護犬 実はとても賢い犬だった
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「高級店しか行ったことないの?」 スーパーに寄せられたクレームにドン引きスーパーのレジに意見する客。貼りだされた意見カードに書かれていたのは、目を疑うような身勝手な言い分でした。

父親「チンしてね」 娘への昼ごはんに「クオリティが高すぎる」「愛がいっぱい」日々、娘さんにお弁当を作っている、父親の、内田直人(bento_star)さん。ある日、PTAの集まりに行くため、娘さんの昼食をテーブルに用意して出かけたそうです。一見すると、いつも学校で食べているお弁当なのですが、蓋を開けると…。
人間と同じように動物も、座るなら硬くて冷たい場所よりも柔らかいところのほうが心地いいはずです。
ところが、ある保護犬はなぜか、ふかふかの犬用ベッドに座ろうとしませんでした。
メス犬のシャーロットは劣悪な生活環境で暮らしていたところを、アメリカのフロリダ州にある動物保護施設『サラソータ郡ヒューメイン・ソサエティ』に保護されました。
シャーロットは従順で穏やかな性格ですが、なぜかスタッフが声をかけても反応を示しません。
そのためスタッフは、シャーロットが自分たちの指示を無視しているのかと思っていました。
シャーロットは、専用のベッドがあるにもかかわらず、なぜかいつも机の上に座るのです。
ウェブメディア『The Dodo』によると、シャーロットの世話を担当しているアリッサさんは、あることに気付いたそう。
実はシャーロットは聴覚障害をもっていたのです。だから、スタッフの声に反応しなかったのでしょう。
また、机の上に座る理由も分かりました。机の上に立ち上がれば、スタッフそれぞれの机を隔てている仕切りの向こう側が見えるため、音が聞こえなくても人の動きが確認できるからと思われます。
つまり、シャーロットはとても賢い犬だったのです!
そのことを知ったスタッフが、言葉ではなく手の動きで『お座り』などを教えると、お利口なシャーロットはどんどん覚えていきました。
そして、そんなシャーロットに最高の家族ができました!
里親のローリーさんは、シャーロットと同じく聴覚障害があるのだそう。
今ではシャーロットは、毎日ローリーさんと散歩に行ったり、家でくつろいだりして幸せに暮らしています。
動物が変わった行動をとる時は、なんらかの理由があるはず。
私たちがそれを知る努力をすることで、言葉が通じない動物たちとよりよいコミュニケーションがとれるようになるでしょう。
[文・構成/grape編集部]