夏休み終了前、校長が教員に『お願い』したことは? 「素敵な先生」「本当にその通り」
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- 出典
- @talk_Nobu
夏休みの『終わり』が見えてくる、8月後半。
宿題がまだ終わっていない子供たちやその親は、憂うつな気持ちになっているかもしれません。
しかし、『夏休みの宿題問題』に頭を悩ませているのは、学校の教員も同じです。
期限通りに提出しない生徒たちと、どう向き合うかは難しい問題でしょう。
校長先生のお願い
教員の、のぶ(@talk_Nobu)さんは、自身が深く感銘を受けた、校長の言葉をTwitterに投稿。多くの反響が寄せられています。
夏休みも終わりに近付いてくる頃、職員室では「宿題を出さない子にどう指導するべきか」という会話が教員同士でされていたそうです。
「昼休みに空き教室に集めよう」「忘れた子を取りに帰らせるか」「放課後にまとめて指導すればいいのでは」…そんな話が出る中、校長が職員会議で教員たちにあるお願いをしました。
明後日から生徒が登校してきます。1つだけお願いです。
宿題を出せない生徒を責めないでください。先生方が怒る気持ちも理解できます。
でも、提出する日を約束したら許してあげてほしいです。初日は元気に来てくれただけで、十分としませんか。
校長は、宿題を出せなかった子供たちを責めず、まずは登校できたことでよしとする対応を教員たちに求めました。
「夏休み明けから、子供と教員がお互いが嫌な気持ちにならない、トップダウンの素敵な指示だった」と、のぶさんは語っています。
投稿には、「本当にその通りだと思う。涙が出ました」「元気に学校に行けるって、実はすごいことです。素敵な校長先生ですね」など多くの賛同の声が上がっていました。
その一方で、「できない子に合わせると、ほかの子までダメになる」「きちんと宿題をやってきた子供の気持ちはどうなるの」といった意見もありました。
のぶさんは「期日までに宿題を出した子は褒め、評価の時に差をつければよい。出さない子を追い込む必要ない」といいます。
また、宿題の未提出を責めたところで、状況が改善されるわけではなく、むしろ学校に行けなくなるなど子供を追い込みかねないと危惧していました。
同じ年齢でも、子供によって能力はさまざまです。自力で宿題ができず、困っている可能性もあるのでしょう。
何よりまずは、子供が安心して学校に来れる環境を作ることのほうが、大切なのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]