79歳の男性が市役所に寄付した『レジ袋』 その中身とは…?
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- 出典
- 産経ニュース
昨今、出生率が低下し、子供の数が減少する『少子化問題』が深刻化しています。
将来的な労働力が減少したり、社会保障の負担が増加したり、少子化は社会に悪い影響をもたらすといわれています。
少子化が進む中、1人の男性の行動が、反響を呼んでいます。
窓口に置かれたものは…
ある日、兵庫県伊丹(いたみ)市にある伊丹市役所へ、市内に住む高齢男性がやってきました。
理容師の、古田喜久治(きくじ)さんです。
古田さんは、子育て支援課の窓口にスーパーのレジ袋を置いたのですが、その目的は、驚くべきものでした。
レジ袋の中身はなんと、1千万円の寄付金。
このお金は古田さんが、中学卒業から約65年間の理容師人生で貯めたものだそうです。
窓口の職員は驚き、慌てて別室にいた課長を呼びに行ったといいます。
課長が寄付金の用途を聞くと、古田さんはこう答えたそうです。
「就学前の子供のために使ってほしい」
古田さんは、昨今の少子化を懸念し、「子供を産み育てやすい環境をつくるため、自分に何かできることはないだろうか」と以前から考えており、寄付を決心。
伊丹市は、古田さんに感謝状を贈るとしています。
古田さんがおこなった社会貢献に対し、ネットでは多くの称賛の声が集まりました。
・子供のことをこんなに思ってくれる人がいるって、すごく嬉しい。
・おじいちゃん、かっこよすぎるよ!
・このような素敵な人がいるんだ。世の中捨てたものじゃないなあ。
・ご本人の願い通りに使ってほしいな。
古田さんが1千万円を銀行から引き出す際、詐欺にあっているのではないかと心配され、なかなかお金を降ろさせてもらえなかったそうです。
最終的に警察を呼ばれてしまい、紆余曲折がありながらも、「子供たちのために使ってほしい」という思いを持って、寄付をした古田さん。
市民の理想とする街づくりのために、寄付金が役立てられることを、多くの人が望んでいます。
[文・構成/grape編集部]