登校する娘を送り出す父親 「振り返るな。でも…」続く言葉に胸が締め付けられる
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春は、始まりと終わりの季節。特に学生の場合は、これまでの学び舎を離れ、進学や就職など、それぞれが新しい道へと進みます。
まったく新しい環境での生活や1から人間関係を作ることに、多少なりとも不安を感じるもの。
宮川サトシ(@miyagawa_sato)さんの娘さんも、小学校へ入学した際、登校時に「緊張してきた…」と口にすることがあったといいます。
そのため、宮川さんが娘さんを小学校の近くまで送ることが日課に。小学校へ向かう娘さんの背中を見て、宮川さんの心にはさまざまな思いはこみ上げてきたのでした。
中日新聞の広告企画として『育児のミカタ2』に掲載中の、宮川さんの漫画『娘の背中』。
「4月に読んでもらいたい」というコメントとともに、作者の宮川さん自身が改めてTwitterでも公開すると、反響が寄せられました。
・この一瞬を大切にしたいですね…。
・私も、すでに家を離れて働いてる息子の反抗期が、今は愛おしいです。
・想像すると、涙が出ます。
「振り返るな」と「振り返ってくれ」は、矛盾していても、親としてはどちらも正直な気持ちです。
我が子の成長を嬉しく思う反面、自分の手を離れることにさびしさを覚えるのは、親であればきっと誰もが共感するところでしょう。
また、自分自身の幼少期を思い出すと、親は口に出さずとも、心の中ではこうして応援してくれていたのかと思うと、ハッとさせられます。
親と子供、どちらの視点から呼んでも、ほんの少しの切なさを感じ、また「頑張ろう」という前向きな気持ちになる『娘の背中』。
4月になると、宮川さん親子のようなやり取りが日本のどこかで繰り広げられているかもしれません。
[文・構成/grape編集部]