離乳食の無料提供に議論 飲食店の声明に「完璧な回答」「これは本物」
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2023年4月25日から、全店でキッズセットと無料の離乳食の提供を始め反響を呼んでいた、株式会社スープストックトーキョーが運営する飲食店『Soup Stock Tokyo』。
取り組みに対して、称賛の声があがった一方、ファミリー層の利用が増えることで店の雰囲気が阻害されるのではないかと懸念する声も寄せられる事態となりました。
飲食店の離乳食無料提供に「素晴らしい!」 一方で「もう行きたくない」の声も?
渦中の『Soup Stock Tokyo』が声明を発表
議論を呼んだ今回の取り組みに、『Soup Stock Tokyo』は声明を発表。『離乳食提供開始の反響を受けまして』と題して、改めて会社としての方針を説明しました。
また、身体的、環境的理由から食事が難しい人のため、『Soup Stock Tokyo』では『Soup for all!』と題した、食のバリアフリーの取り組みを推進しています。
今回の離乳食無料提供だけでなく、過去にはさまざまな取り組みを行ってきました。
一人であろうと、家族連れであろうと、店を訪れる誰もが同じ『客』であることに変わりはないとの意見を出した、『Soup Stock Tokyo』。
客が抱える事情はさまざまだからこそ、対応できる範囲に優劣をつけているわけではないことは、『Soup Stock Tokyo』がこれまで行ってきた取り組みを見れば明らかでしょう。
食のバリアフリーを進めるSoup Stock Tokyo 一方で…?
『Soup Stock Tokyo』の声明は反響を呼び、その一貫した姿勢に称賛の声が寄せられています。
・これの何がいいかって、あくまでも『店に来てくれる客』を対象にしている点。外野から騒いで、利用していない人は、そもそも視野にいれていないっていうのが分かる。当然のことなんだけどね。
・子供連れへの批判を収めつつ、批判した人も平等に歓迎する、完璧な回答。
・離乳食だけでなく、こんなにもたくさんの取り組みをしていたことを知らなかった。「一人ひとりのお客様を大切に」という言葉も、本物だと思える。
しかし、声明を出したことで批判の声がゼロになったわけではなく、「平等を強調するなら、離乳食でもお金を取るべき」といった声があるのも事実です。
それでも、食のバリアフリーを推進し、今までもこれからも新たな取り組みを行う『Soup Stock Tokyo』の姿勢には、感銘を受けるもの。
『Soup Stock Tokyo』の声明や取り組みに、「平等とは何か」や、理想を追い求めることの難しさについて、改めて考えさせられます。
[文・構成/grape編集部]