あるゴミ置き場前の看板に漂う違和感 その正体に「誤字かと思った」「一瞬身を乗り出した」
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店員「一声おかけください」 続く言葉に「腹抱えて笑った」「これは仕方ない」店内に掲示されたお願いの貼り紙。その内容に目を疑う人が続出!
12個入り…だったよね? 変わり果てた『アルフォート』の姿に「笑った」「乱雑に扱った革財布」ある写真をXに投稿した、@suibun_waterさん。 投稿を見て「スマホケース」「財布」といった物を連想する人が、後を絶ちませんでしたが、実は写真にうつっていたのは…。
- 出典
- アヒルの路上観察
日本語には、さまざまな表現があり使いこなすのは困難です。特に、普段から使い慣れていない言葉だと「もしかして間違っているかもしれない」と思ってしまうことがあるでしょう。そのような言葉は、日常の意外な場所で目にすることがあります。
日本語の難しさがひしひしと伝わってくる看板を紹介しているのは、アヒルの路上観察(ahimichi)さんです。どのような看板なのか、さっそく見ていきましょう。
どどんと書かれた「もせるごみ」
一瞬、書き間違えたのだろうと思ってしまう「もせるごみ」。「や」を書き加えて「もやせるごみ」と直したいと思う人もいるでしょう。しかし、この表記は間違ってはいないようです。
「もす(燃す)」は燃やすという意味で、この看板が設置されている小田原市など関東周辺部で使われているのだそう。今では関東の限られた地域のみで使われている言葉ですが、以前は東京都内の広い範囲で多くの人が使っていたといいます。
しかし、最近では東京都内で「もす」という言葉を聞いたことがある人が少なくなり、関東の限られた地域で使われる言葉として認識されているようです。
「燃す」と「燃やす」は、多くの国語辞典で同じ言葉として扱われていますが、方言や古いいい方と注釈されることが増えています。
アヒルの路上観察さんのフォロワーさんから「山梨方言で『燃す』使います」とのコメントが寄せられていました。
間違いかもしれないと思われる言葉でも、以前はあたり前のように使われていた日本語の名残りかもしれません。アヒルの路上観察さんのように、身の回りに言葉が気になる看板があれば、調べてみるのもおすすめです。まだ知らない、日本語の意外な使い方が見つかるかもしれません。
[文・構成/grape編集部]