ニューバランス574のインソールを交換した結果 「こんなに変わるとは」
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CM996とともに『New Balance(ニューバランス)』の定番といわれているML574。
ニューバランスの中では購入しやすい価格帯であり、ボリューム感のあるフォルムが人気のシリーズです。
オフロード用のランニングシューズとして開発されているため、アウトソールは激しい凹凸があり、安定感もある履きやすい靴といえます。
とはいえ、最新のランニングシューズと比べるとクッション性はやや見劣りするもの。
それでも「デザインが好きで574を履きたい!」という時に役立つのが、インソールの交換です。
ニューバランスのML574を履く時に、インソールの交換は必須なのでしょうか。コスパがいいとウワサのニューバランス純正のランニング用インソール『サポーティブリバウンドインソール LAM35689(旧RCP280)』を買って、実際に履き心地を確かめてみました。
ニューバランス574のインソールを交換 履き心地に違いは?
結論からいうと、普段使いならインソールの交換は必要ありません。しかし、長時間履く場合やスポーツなど激しい運動をする場合は、交換したほうが足の疲れが軽減します。
まずはインソールを交換しない、そのままのML574の履き心地を見ていきましょう。
ニューバランスの574のインソール:純正の履き心地
ML574のミッドソールには、クッション性能と耐久性に優れた『ENCAP(エンキャップ)』が使用されています。軽量性に重きを置いた『C-CAP(シーキャップ)』を採用しているCM996と比べると、クッション性もあり安定感のある履き心地です。
ミッドソール自体にクッション性や安定性のあるML574ですが、やはり長時間歩いていると足に疲れが出てきます。
そこで役に立つのが、インソールの交換でしょう。
最初からML574に入っているインソールは、このよう感じです。
CM996のインソールと比べると厚みもあり、全体的にフカフカとしています。散歩など、日常的な使用なら、特にインソールの問題は見当たりません。多くのファンに履きやすさが認められているのもうなずけます。
もちろんランニングなどの用途にも使用可能です。ただ、足への衝撃は少なくはありませんでした。
また、横幅が広い分、履きやすさはあるものの靴の中で足がずれる感覚はあります。
そういったところをのぞけば、とても履き心地のよい靴といえるでしょう。
ニューバランスの574のインソール:サポーティブリバウンドインソール LAM35689の履き心地
続いてランニング用インソール『サポーティブリバウンドインソール LAM35689(以下、LAM35689)』に交換。どのような特徴があるのでしょうか。
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一番の特徴といえば、ヒールの部分にニューバランスが誇るテクノロジーの1つ『ABZORB(アブゾーブ)』が取り入れられていることです。
アブゾーブはクッション性や反発性に優れた素材で、着地時の衝撃を軽減してくれます。
また、インソールの裏面全体に高反発EVAを搭載しているため、快適な蹴りだしもサポートしてくれるようです。通気口があるため、熱を逃がしてムレを防ぐ効果もあります。
まず履き替えてみて感じたことは、つま先部分のクッション性が増しており、蹴りだしが快適になっていること。また、アブゾーブのあるヒール部分はかなり柔らかさを感じました。
とはいえ普段使いではあまりその恩恵を実感することはないでしょう。
交換したインソールが実力を発揮するのは、長時間の歩行やランニングなどをする時です。足への衝撃が軽減していることが実感できました。
これはヒール部分にアブゾーブを搭載しているからでしょう。
また、もともと横幅が広く安定感のあるML574ですが、LAM35689を入れることでより安定性が増します。それは、オレンジ色のTPUスタビライザーという、ヒールと土踏まずを支えるアーチが搭載されているため。
さらに、LAM35689の表面には『ナノフロント』という、髪の毛の7500分の1の断面積を誇るポリエステル繊維が使われています。この通常繊維の数十倍の表面積が、強いグリップ力を発揮。
激しい動きをしても靴の中で足がずれることを防いでくれるのです。
ML574を履くと「靴の中で滑る」と感じている人は、交換をおすすめします。
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ニューバランス574のインソールとLAM35689を比較すると
最初から入っているインソールとLAM35689の違いを細かく見ていきましょう。
ニューバランス996のインソールとLAM35689を比較:表面
純正のものとLAM35689の表面を見比べてみると、そんなに違いがあるようには見えません。
右がLAM35689
しかし、先述したようにLAM35689の表面には、ナノフロントが使用されているため、純正のものと比べてグリップ力が増しています。
この繊維のおかげで、靴の中で足がずれることを防いでくれるのです。
また、つま先部分は屈曲しやすいように溝が入っているため、快適な蹴りだしもサポートしてくれます。
ニューバランス574のインソールとLAM35689を比較:裏面
インソールの裏面は、特に違いが分かりやすい部分でしょう。
右がLAM35689
全体的に高反発EVAを搭載しているLAM35689。一番の違いは、なんといってもアブゾーブを搭載しているヒール部分です。
衝撃をしっかりと吸収してくれるため、履き心地の違いがはっきりと分かります。
ニューバランス574のインソールとLAM35689を比較:側面
側面から見ると、それほど厚みに違いはありません。
下がLAM35689
ただ、LAM35689はTPUスタビライザーという、カカトと土踏まずを支えるアーチを搭載しているため、ヒールにかけて厚みが増しているようです。
右がLAM35689
TPUスタビライザーがあるとないとでは、段違いに履き心地が変わってきます。
LAM35689
側面から見ると土踏まずやヒール部分のフィット感が違うことに気が付くでしょう。
この違いが大きく履き心地に影響しています。
ニューバランス574のインソール まとめ
わずか2200円で劇的な違いを発揮した、ニューバランスのインソールLAM35689。履き心地を手軽に変えられる、かなりコスパのいい方法といえます。
ML574を履いて長距離の移動や運動をする人は、交換したほうがいいといえるでしょう。
LAM35689の特徴
・全面に高反発EVAを使用。
・ヒール部分にアブゾーブ搭載で、クッション性増。
・表面のナノフロントでグリップ力を発揮。
・TPUスタビライザーで足にフィット。
ちなみにLAM35689は、6つのサイズで展開されています。
LAM35689のサイズ
XSサイズ:21.5~22.5cm
Sサイズ:23~24cm
Mサイズ:24.5~25.5cm
Lサイズ:26~27cm
XLサイズ:27.5~28.5cm
2XLサイズ:29~30cm
自分の足のサイズに近いものを購入し、はみ出した分は型紙に合わせて切りましょう。
筆者は27cmだったので、Lサイズをそのまま入れて使用することができました。
ML574の見た目は好きだけど、「クッション性をよくしたい」「横ずれをなくしたい」と感じている人は、ぜひインソールの交換をしてみてくださいね。
その履き心地の違いにきっと感動しますよ。
[文・構成/grape編集部]