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学生が卒業制作で作った宙に浮かぶクジラ。その美しい姿は多くの人を虜に

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:@isana0137

宙に浮かぶ、まるで水でかたどられたクジラ。その体の中には世界の理が表現されていました。

2016年1月31日まで行われていた、東京芸術大学の卒業展示。その中で、ある作品が話題となりました。

その作品とは、大学院デザイン修士二年の山田勇魚さん( @isana0137 )が制作した「輪廻

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円を描いて泳ぐ、6匹のクジラ。このクジラは、それぞれが仏教の六道輪廻を表しています。

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クジラの中には海底火山や帆船、雲海などが閉じ込められています。その美しい姿は多くの人の心を捉えました。

山田さんは沈没船が鯨の姿となって母港に帰る【帰港】というシリーズも制作されているのですが、以前おじいさんにプレゼントされたそうです。その後日談がほんわかします♪

おじいさんが微笑みながら磨いている様子が目に浮かぶようですね。

作者の山田勇魚さんから、grapeにコメントを頂きました!

ー 作品制作で苦労したところは?
苦労したのは樹脂を使った表現の研究です。本番の半分ほどの大きさのクジラで実験を繰り返して、気泡の位置や量の制御、濁りの表現などを研究しました。

ー 次回の展示内容は?
卒展の作品に加えて、クジラをテーマにした数点の新作や絵画を発表しようと考えています。

山田さんは2016年3月に新宿にて展示を予定しています。今回の「輪廻」も展示されるそうですので、気になった方は是非足を運んでみてくださいね!

立体作家三人展「クレアートル」

期間:2016年3月1日〜3月6日

場所:アートコンプレックス・センター 東京都新宿区大京町12-9

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出典
@isana0137

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