手塚治虫の名作『ブラック・ジャック』の新作発表へ AIとの共同制作に賛否両論 By - grape編集部 公開:2023-06-14 更新:2023-06-14 ビートルズ人工知能(AI)手塚治虫 Share Post LINE はてな コメント まるで人間のように自然な文章を書く対話型AIや、特徴を伝えると、数秒でハイクオリティな画像を生み出す画像生成AIなど、近年革命的な進歩を遂げているAI技術。 幅広い一般知識と問題解決能力も備えており、あらゆる分野での活躍が期待されています。 AI技術により『ブラック・ジャック』の続きが… 日常生活のサポートや、業務の効率化など、AIを用いた新たな技術が日々発表されている2023年現在。 同年6月、AI技術を用いて、故人の名作を復活させる試みが相次いで発表されました。 漫画の神様・手塚治虫の『新作』が発表 同月12日、株式会社手塚プロダクションは、故・手塚治虫さんの代表作の1つ『ブラック・ジャック』の新作を今秋に公開すると発表しました。 『ブラック・ジャック』は無免許の天才外科医ブラック・ジャックが主人公の医療漫画。これまでに全242話が存在しています。 新作には、『ブラック・ジャック』の物語の構造や、手塚さんの画風などを学習した、AI技術を使用。 「同社のクリエイターたちとAIによる共同制作である」という点で、注目を集めました。 伝説のバンド『ビートルズ』の『新曲』も発表 また、同月13日には、ミュージシャンのポール・マッカートニーが、1960年代に世界中で人気を博したロックバンド『ビートルズ』の最後の楽曲を年内にリリースすると、イギリスのBBC放送のラジオ番組内で発表しました。 産経ニュースによると、故・ジョン・レノンが亡くなる前に残したデモテープがあり、当時『ビートルズ』のメンバーが編曲しようとしたところ、ノイズがひどく完成を断念した過去があるそうです。 しかし、AIの技術を用いたことで、過去のデモ音源からレノンの声をクリアに抽出できたため、楽曲が完成したといいます。 『新作』とは呼べない?ネット上では賛否の声 このように、使い方はそれぞれ異なりますが、AI技術をサポートに用いることで、不朽の名作がよみがえろうとしています。 しかし、手塚治虫さんも、『ビートルズ』も、偉大な功績を残しているがゆえに、ネット上ではAIの介入に対する賛否の声が寄せられていました。 【肯定的な意見】 ・新作が出るのはファンとして素直に嬉しい。 ・マジか…楽しみすぎるんですが…。近未来だな! ・興味深いし、有意義なAIの使い方だと思う。どれだけ面白い作品が作れるのかが楽しみ。 【否定的な意見】 ・AIが関与したものを『新作』とは思えない。別物として楽しみます。 ・サポートとしてのAIはありだと思うし、プロジェクトに興味はあるけど『新作』とは呼ばないでほしい…。 ・こういう試みで、何をされても文句をいえない故人を持ち出してくるのは『無粋』と感じる。 「近未来的だ」と期待を寄せる声がある一方で、故人の作品にAIが関与することに対する嫌悪感がある人もいるようです。 賛否の声はありますが、AIの発達により、少し前までは考えられなかったようなことが実現しているのは、間違いありません。 今後、AIがどのような進化を遂げ、どのように私たちと共存していくのか、技術の進歩から目が離せませんね。 [文・構成/grape編集部] 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 出典 産経ニュース Share Post LINE はてな コメント
まるで人間のように自然な文章を書く対話型AIや、特徴を伝えると、数秒でハイクオリティな画像を生み出す画像生成AIなど、近年革命的な進歩を遂げているAI技術。
幅広い一般知識と問題解決能力も備えており、あらゆる分野での活躍が期待されています。
AI技術により『ブラック・ジャック』の続きが…
日常生活のサポートや、業務の効率化など、AIを用いた新たな技術が日々発表されている2023年現在。
同年6月、AI技術を用いて、故人の名作を復活させる試みが相次いで発表されました。
漫画の神様・手塚治虫の『新作』が発表
同月12日、株式会社手塚プロダクションは、故・手塚治虫さんの代表作の1つ『ブラック・ジャック』の新作を今秋に公開すると発表しました。
『ブラック・ジャック』は無免許の天才外科医ブラック・ジャックが主人公の医療漫画。これまでに全242話が存在しています。
新作には、『ブラック・ジャック』の物語の構造や、手塚さんの画風などを学習した、AI技術を使用。
「同社のクリエイターたちとAIによる共同制作である」という点で、注目を集めました。
伝説のバンド『ビートルズ』の『新曲』も発表
また、同月13日には、ミュージシャンのポール・マッカートニーが、1960年代に世界中で人気を博したロックバンド『ビートルズ』の最後の楽曲を年内にリリースすると、イギリスのBBC放送のラジオ番組内で発表しました。
産経ニュースによると、故・ジョン・レノンが亡くなる前に残したデモテープがあり、当時『ビートルズ』のメンバーが編曲しようとしたところ、ノイズがひどく完成を断念した過去があるそうです。
しかし、AIの技術を用いたことで、過去のデモ音源からレノンの声をクリアに抽出できたため、楽曲が完成したといいます。
『新作』とは呼べない?ネット上では賛否の声
このように、使い方はそれぞれ異なりますが、AI技術をサポートに用いることで、不朽の名作がよみがえろうとしています。
しかし、手塚治虫さんも、『ビートルズ』も、偉大な功績を残しているがゆえに、ネット上ではAIの介入に対する賛否の声が寄せられていました。
【肯定的な意見】
・新作が出るのはファンとして素直に嬉しい。
・マジか…楽しみすぎるんですが…。近未来だな!
・興味深いし、有意義なAIの使い方だと思う。どれだけ面白い作品が作れるのかが楽しみ。
【否定的な意見】
・AIが関与したものを『新作』とは思えない。別物として楽しみます。
・サポートとしてのAIはありだと思うし、プロジェクトに興味はあるけど『新作』とは呼ばないでほしい…。
・こういう試みで、何をされても文句をいえない故人を持ち出してくるのは『無粋』と感じる。
「近未来的だ」と期待を寄せる声がある一方で、故人の作品にAIが関与することに対する嫌悪感がある人もいるようです。
賛否の声はありますが、AIの発達により、少し前までは考えられなかったようなことが実現しているのは、間違いありません。
今後、AIがどのような進化を遂げ、どのように私たちと共存していくのか、技術の進歩から目が離せませんね。
[文・構成/grape編集部]