カラスに攻撃された男性 区役所に聞いた対処法に「かわいそうだけど、広まってほしい」
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カラスは、こちらから危害を加えない限り、基本的には人を襲うことはないといわれています。しかし、まれに人を追いかけたり、キックしたりして攻撃することもあるのです。
筆者も自宅前の道路を歩いている際に急降下してきたカラスに頭を攻撃されたことがあり、家族も同じ被害に遭いました。
本記事では、筆者の体験を基にカラスが攻撃してきた理由とその対処法をご紹介します。
カラスが攻撃してきた理由とは
筆者がカラスに攻撃されたのは、2023年7月の頭。筆者だけでなく、妻も娘もカラスに威嚇されたり、頭をコツンとキックされたりしました。
ご近所さんにも話を聞いてみると、自宅前の道でカラスに頭を攻撃されたという人が多数いるという状況でした。
攻撃はいつも後方から受けており、はっきりと確認できませんでしたが、感覚としてつま先などでキックされたケースが多かったように思います。
※写真はイメージ
以前はこのようにカラスが襲ってくることはなかったので、しばらく自宅のベランダから観察したところ、自宅前の電柱にカラスの巣があるのを発見。
巣を守るために周囲を警戒している親や仲間のカラスが、巣の下を通る人に襲い掛かっているのが分かりました。
実際に調べてみると、カラスは春から夏の繁殖期になると、電柱や街路樹に巣を作り、そこで子育てをするとのこと。
その際、人を巣や子供のカラスから遠ざけるために、親ガラスが威嚇行動に出るのだそうです。
筆者が撮影したカラスの巣
『巣がある場所』で対応方法が異なる
カラスが巣や子供を守るために攻撃しているとはいえ、幼い子供がケガをするようなことは避けたいものです。
そこでどのように対処すればいいのかを区役所に確認したところ、「街路樹の場合は区や市の道路事務局、敷地内にある木や建造物ならその敷地や建造物の所有者、電柱なら電力会社に連絡してほしい」との指示を受けました。
筆者の場合は巣の場所が電柱だったたため、電力会社に電話したところ「巣の状況や周辺環境が分かる写真を撮影して送ってください」と指示があり、専用のフォームから写真を送付。
その後、再び電力会社の担当部署から「〇月〇日までに巣の撤去作業を行う」と連絡がありました。
※写真はイメージ
数日後、電力会社の車が来て撤去作業を実施。巣が取り除かれて以降はカラスが通りがかる人に襲い掛かることはなくなりましたが、カラスにはかわいそうなことをしたと複雑な心境になりました…。
ちなみに、卵やヒナがいる状態の巣を勝手に撤去することはできません。許可なく撤去すると『鳥獣保護管理法8条』の違反になります。
必ず管轄の担当部署に連絡するか、自宅敷地内の場合は専門の駆除業者に依頼するようにしましょう。
カラスは都市部だと電柱や街路樹、公園の施設など身近な場所に巣を作ることがあるため、被害に遭いやすいそうです。
カラスが繁殖期を迎える時期は、特に注意したほうがいいかもしれませんね。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]