エビの尻尾が好きだった父親 大人になって気付いた『事実』に「涙が止まらん」「ええ話」
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※写真はイメージ
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- 出典
- @ontine9neo
子供の頃に、自分の大好物が食卓に並んだり、外食のメニューにあったりすると、心躍るような気分になったことでしょう。
冴島オンティーヌ依子(@ontine9neo)さんがX(Twitter)に投稿した、大好物にまつわる父親とのエピソードが、多くの感動を呼んでいます。
エビの尻尾が好きだった父親
子供の頃、エビフライが大好きだったという、冴島さん。
外食をした時などにエビフライが出てくると、父親はエビフライを冴島さんに渡しながら、こんなことをいっていたそうです。
「おれはエビの尻尾が好きだから、そこだけでいいんだ」
※写真はイメージ
父親の言葉を信じた冴島さんは、尻尾の部分だけを父親にあげて、自分は大好きな身の部分を頬張っていたといいます。
ある時、甘エビのお寿司を食べた冴島さんは、いつものように父親にエビの尻尾をあげました。
「ありがとう」といって当たり前のように尻尾を食べてくれた父親でしたが、冴島さんは大人になってからその優しさに気付いたのです…。
時を超えて感謝した、父親への想い
「それは食べるところじゃないことを知ったのは、ずいぶん後だった」とつづった、冴島さん。
エビフライのように、加熱したものであればおいしく食べられるエビの尻尾ですが、生のものは雑菌が繁殖しやすく、また口の中を傷付ける危険もあることから、食べるのを控えたほうがいいといわれています。
父親はそのことを知っていても、『人の好きなものをあげる』という冴島さんの優しさを無下にせず、エビの尻尾が好きなフリをしていたのでしょう。
冴島さんは、「私に芽生え始めた『他者への思いやり』を大事にしてくれた父に、時を超えて感謝した」と当時を振り返り、親になった今では、当時の父親の行動が子育ての指針になっているといいます。
エピソードには心を打たれる人が続出し、「涙が止まらん」「ええ話」といった声が寄せられました。
・一番おいしいところを大切な人にあげて、その人が喜んでくれる姿を嬉しいと思える、その感情はとてつもなく尊いものだと思います。
・私はフルーツが大好きだったから、ショートケーキのイチゴやフルーツは、全部父親がくれていたなぁ…。大人になって父親もフルーツが大好きなことを知って、「ごめんね」と「ありがとう」の気持ちがあふれました。
・素敵なお話です。「見返りなんていらない、ただ喜んでくれれば」と私も父親になって、『無償の愛』というものを理解することができました。
子供の頃は当たり前のように親にしてもらっていたことも、大人になるとそれが『愛情』であることに気が付かされることがあるでしょう。
自分が親にしてもらったように、子供にも同じように愛情を注ぐことで、その精神は次の世代へ脈々と受け継がれていくのですね。
[文・構成/grape編集部]