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置いておいたコーヒーが酸っぱい… 専門店の見解に「なるほど」

By - デジタル・コンテンツ・パブリッシング  公開:  更新:

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コーヒーの写真

※写真はイメージ

日頃から自宅でコーヒーを淹れて愛飲している人は多いでしょう。

しかし、コーヒーを放置していて「なんだか酸っぱくなる…」と感じたことはないでしょうか。

コーヒーが酸っぱくなる原因を、コーヒー豆専門店『焙煎幸房 そら』の岩田純さんに取材しました。

『焙煎幸房 そら』では、注文が入ってからその都度コーヒーを自家焙煎し、販売しています。

『焙煎幸房 そら』の岩田純さんの写真

『焙煎幸房 そら』の岩田純さん

コーヒーが酸っぱくなる理由

岩田さんにうかがったところ、コーヒーが酸っぱくなるのは「空気に触れて酸化するから」とのこと。

例えば、コーヒーを自宅でドリップして飲む人の場合、以下のどちらかでしょう。

1.炒ったコーヒー豆を購入。

2.炒ったコーヒー豆を挽いた粉を購入。

『1』の場合は自分でミルを使って粉状にしてからドリップしますね。

岩田さんにどちらのほうが酸化が早いかを聞いてみると…。

豆、粉にかかわらず、炒ってから時間が経てば経つほど酸化が進むので、これが酸っぱくなる主な原因です。

そして、豆の状態よりも粉のほうが酸化するのが早いです。

豆、粉いずれにせよ保存状態が大事ということになります。

コーヒーの酸化を防止する方法

では、酸っぱくならないためにはどうすればいいのでしょうか。

岩田さんによると、煎り立てが前提で、焙煎後1週間以内のコーヒー豆の場合は、以下の点に注意するといいそうです。

冷凍庫に入れる

コーヒーの豆と粉は空気に触れる時間が長いほど酸化します。

そのため、空気に触れないように密封して、冷凍庫に保存するのがよいとのこと。

飲む分だけその都度、取り出して使うといいそうです。豆なら使用するぶんだけ、ミルで挽くといいですね。

開封しなければ基本は劣化しないので、豆の状態なら3~6か月、粉の状態なら2週間程度はもつとのこと。

「豆の場合は開封したら、1か月で飲み切っていただくといいでしょう」とのアドバイスがありました。

淹れたら放置しない

淹れたてのコーヒーを放置しておくと「あれ、酸っぱくなった」と感じませんか。

これも酸化の作用とも考えられますが、岩田さんによると「味覚が影響しているかもしれない」とのことです。

淹れたてのコーヒーは熱々ですが、実はその状態では味をあまり感じないそうです。

冷めると味をより感じやすくなるため、しばらく放置しておくと酸味を感じやすいそうです。

ちなみに、岩田さんによると、「浅煎りのコーヒー豆でコーヒーを淹れると、そもそも酸味を感じやすい」とのこと。

酸味のあるコーヒーが苦手な場合は、深煎りのコーヒー豆、あるいはコーヒー粉を購入するといいかもしれません。

コーヒーの写真

※写真はイメージ

おいしいコーヒーを飲むための秘訣

最後に、自宅でおいしいコーヒーを飲む方法を聞いたところ、『三立て』という3要素が大事とのこと。

1.煎り立て

2.挽き立て

3.淹れ立て

岩田さんいわく、上記の『三立て』を守れると、基本的にはおいしいコーヒーになるそうです。

例えば、最近ではコンビニエンスストアでおいしいコーヒーをリーズナブルな価格で飲めるようになっています。

それはコーヒー豆をその都度挽いて、『2』の挽き立て、『3』の淹れ立てが守れているからです。

さらに、『1』の煎り立てにもこだわるのが、おいしいコーヒーを飲むための秘訣となります。

『焙煎幸房 そら』では、注文が入ってからコーヒー豆を焙煎。「おいしいコーヒーを飲んでほしい」という思いがあるからだそうです。

自宅でおいしいコーヒーを飲みたい人は、岩田さんのアドバイスを参考にしてくださいね。


[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]

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取材協力
焙煎幸房 そら

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